(株)ドリームマーケティング
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2011年06月02日

中国ビジネス成功ノウハウ(香港でのジェトロセミナー)



(先日からの続き)

ランチ会を満喫し、

和僑会事務局長の高橋さんと一緒に行動。


まずは両替に銀行HSBCへ。

HSBCのカードがあれば、手数料が格安になるため、

信頼のおける銀行口座の恩恵を感じます。

ちなみに、香港のATMは24時間営業で手数料も無料。

日本に比べると、両替手数料は100分の1という便利さです。

(日本が高いだけですが;)

その後、時間があったため、SIMフリーのiPad2を購入のお手伝いをしていただき
(高橋さんありがとうございま)

数店舗歩き回りましたが、どの店もSOLDOUTです。

滞在中どこかで購入出来ればラッキーですね。



その後、飛び入りで

ジェトロ香港事務所・香港日本人商工会議所主催の

「中国ビジネス」セミナーに参加しました。

講演内容は下記の通り。

●「中国ビジネスの新潮流、将来展望」

真家陽一さん(ジェトロ海外調査部中国北アジア課長)


●「日本企業の今後の対中ビジネス戦略」

中井邦尚さん(ジェトロ海外調査部中国北アジア課課長代理)


開催場所は、昨年香港和僑会で講演をさせていただいた日本人倶楽部です。

講演の様子は下記より
http://marketing.yoka-yoka.jp/e427458.html



会場には200人以上の日本人ビジネスマンが集まり、凄い熱気。

駐在員の方が多いですが、

中には、起業家やコンサルタントなどコラボ出来そうな方との出逢いもあり、

意気投合する場面も。


セミナーの内容は、中国ビジネスの新しい可能性を起点に

世界経済と日本の戦略が見えてくる、素晴らしい内容でした。

どうしてもマクロ的な部分が強く一般論になりがちですが、

後の個別の落とし込みは、われわれコンサルタントの仕事ですね。


講演内容のポイントのみご紹介します。


●日本企業の多くが海外売上高の拡大を図っている

●高度化する中国市場 3つのキーワード

(1)クオリティ(優れた品質)
(2)セーフティ(安全・安心)
(3)エコロジー(環境にやさしい)

●中国における経営上の問題点

(1)従業員の賃金上昇
(2)競合相手の台頭(コスト面で競合)
(3)調達コストの上昇
(4)従業員の質
(5)主要取引先からの値下げ要請

●中国が今後も高度成長を維持することは困難

●労働人口は2015年に減少に転じる

●経済成長のカギは消費、第3次産業、内陸部開発

●対中ビジネス展開に向けた2つの視点

攻め 中国市場での競争力強化を通じ、いかにビジネスの拡大を図るか?

守り リスクを知り、いかにマネージするか?

●競争力強化のキーワードは「人材の現地化」

●3つのチャイナリスク

(1)カントリーリスク
(2)オペレーションリスク
(3)セキュリティリスク

●戦略的ビジネスアライアンス成功に向けた課題

●中国ビジネス成功事例

キャノン 中国ではいきなり一眼レフを買う 

グンゼ 日本のパンスト 百貨店で売れている

ファンケル 無添加化粧品 日本の1.5倍の価格の商品が売れている

●10年後

中国のGDPが日本の二倍になる。このままではマズイ!

●今後日本企業がすべきこと

日本に残すもの、海外に持ってくるものを明確にする



質疑応答に入り、大企業の事例ばかりだったため、

下記のような質問をさせていただきました。

■「中小企業が進出をして成功するための具体的なポイントは?」

という質問に対して、下記のようなアドバイスをいただきました。

■海外進出をして成功する中小企業の共通点


(1)マネジメントに優れている社長がいる

(2)オンリーワンの技術・製品・サービスがある

(3)現地人の優秀なパートナーとの連携がとれている

合弁・アライアンスのパートナーがいる

地元の政府機関に相談できる準備が出来ているか

中国の進出先の都市50か所を回り決定した企業もある

地元の政府の面倒見が良い人

上手くいっているパターン

 委託生産からスタート 海外でコストを4割下げる その後日本でも3割コストを減らした

 販売 現地の代理店に委託販売→現地に販売会社



私から見るとマーケティング(顧客獲得・売上)が一番大事だという視点ですが、

新しい視点で日本の企業が海外進出を支援する準備が出来ました。


日本人、日本企業のグローバル化のお手伝いを更に加速してまいります。


講演をしていただきました、ジェトロの皆様ありがとうございます。

  


2011年06月02日

香港でランチ会に飛び入り



今日も熱い香港の一日でした。

昨日は結局

20時に有名な鼎泰豊(ディンタイフォン)で小龍包食べながら業務提携の話をした後、
22時に待ち合わせをして近くの日本料理店にて会食しながら、

熱く語り合い、その後香港ハニートラップで韓国カラオケ(笑)で夜3時まで熱唱し、

今朝は、和僑会全国本部の事務局長高橋さん主宰の第97回寺子屋ランチ会に出席。

これまた熱い内容を語り合いました。

内容は過激すぎて(笑)ブログでは紹介できないことがたくさんありますが、

ポイントのみ紹介させていただきます。

過激な内容が知りたい方はお逢いした時に、じっくりご説明いたしますね。

28階のハーバービューは香港が一望で来て素晴らしいところでした。



お誘いいただいた、高橋正浩さんありがとうございました。

香港から世界へ進出していくイメージが明確になりました。

今回の香港の旅は、多くの日本人がグローバル化するための

実践的なお手伝いをすることが出来ると確信をする旅になりそうです。

今日は、その後も濃密な出逢いが待っていました(明日へ続く)



●人口700万人の香港人が、中国に年間訪問するのべ人口は7000万人!

その7000万人が香港に入ってきた商品を中国にばらまくイメージ

ちなみに、日本に来ている観光客は年間700万人ほど

●中国から香港に来る観光客は年間2200万人

●香港かシンガポールか?

どこの市場に攻めるかという視点が大切

●シンガポールは、インド・中近東寄りの市場

小さな国だが成長力は抜群

大手が参入し小さな所は参入しにくい

カジノは大手2社でマカオ全体の6割の売り上げ

明るい北朝鮮ともいう

人がとても親切

住むならシンガポールがよく、仕事は香港が良い

公立学校の教育レベルが非常に高い

ものづくり・工場はマレーシア・シンガポール

ビザも進出企業を連れてくると出す


●香港か上海か?


上海は初期コストが安い

意見が分かれ香港と上海の優位性の議論はまた次の機会に



●海外進出をする際に注意すること

まずは情報投げて欲しい

それを元に事前にアレンジする

今後定期的(3カ月に一回程度)脇田がツアーで訪問することは素晴らしいとお墨付き


●輸出業は香港に向いている

世界中からバイヤーが集まる見本市がたくさんあり、毎週展示会を開催する

日本では残念ながらやっていない

日本の見本市は即決がないので、難しい

香港では即決でその場で全て決まる

●香港の可能性

中国人が観光でやってきて平均200万香港ドルを使って帰る


●日本の今後の可能性

日本 as No.1の時代は完全に終わった

かすかに技術力という可能性が残っている

●放射能の件で、日本のブランドは地に落ちてしまった

食品業界では、ニュージーランド・オーストラリア・日本がブランドだった


●日本人のものの見方について

海外に住まないといろんなものは見えてこない

海外旅行をして損をすることは絶対にないメリットがある


●香港での仕事

失敗が許される

体験することを重視する

日本人は失敗を恐れて萎縮している

●日本の国債格付がネガティブになりそう


●香港ドル安が進み日本円は2倍の価値がある

今がチャンス!


●不動産を売買する際に

会社の資産にして株を売ることにすれば、

税金がかからないというスキームがある


参加していただきました皆様、ありがとうございます。