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2011年08月16日

被災地に行って参りました。~北茨城から福島広野町~

東京への出張を機会に、東北の被災地へ行って参りました。

実際に訪問してみると、

テレビなどの報道されている内容とは、

全く違った現在の被災地の状況が五感を通じて伝わってきました。

今回の旅は、本当にいろんなことを感じることが出来ました。


東京で知り合った方に「明日から被災地へ行ってきます」と伝えると反応は様々。

特に印象的だったのは、一部の方から、

「報道されていない高い放射能があり、絶対に行かない方が良い」というアドバイス。

いろいろと調べてはいたものの、そんな風に言われるとやはり恐怖を感じざるをえません。

いろいろ自分で調べて、安全を確認してから、被災地へ向かいました。



まずは、茨城県つくば市から、水戸市を通り、北茨城市へ移動。

福島県の海岸沿い、かなり原発の近くまで来ました。

原発まで50kmという距離です。


■被災者は、高速料金が無料になります。


ビーチに立ち寄りましたが、

海水浴客は前年に比べて10%ほどに落ち込み、

海水浴場の海開きも中止。


誰もいないビーチが寂しく幻想的に波の音だけが響いていました。

例年なら、家族の声が響き渡るはずの光景なのに、

人っ子一人いない海をみると、心が痛みます。

この海に、子供達が戻ってくるのはいつの日になるのでしょうか?





夜になったので健康センターで温泉に入りましたが、

誰もが通常の日常生活を送っており、ほっとしました。

一夜をそこで過ごし、いよいよ福島県入りです。


福島県のいわき市では、喫茶店のマスターとカウンターでお話をお伺いすることが出来、

現地の生の声をお伺いすることが出来ました。


福島県いわき市では、避難している方が14,000人移り住んでいると共に、

子供がいる若いファミリーは、他の町へ引っ越していった方も多いそうです。

震災後は、空き巣が多く避難していた多くの家が、金目のものを盗まれてしまう火事場泥棒に悩まされていたそうです。

また、無人のコンビニのATMも壊され被害総額は、億以上というなかなか報道されてない現実のお話をお伺いすることが出来ました。

原発まで30kmのいわき市では、放射能に対する不安はあるそうですが、

郡山や福島ほど放射能の濃度は高くないということ。

喫茶店で流れていたテレビは、常に放射能の数値がリアルタイムで流されていました。

放射能とつきあっていく生活を目の当たりにします。


その後、原発にて通行止めになっている、

北限福島県広野町へと向かいました。