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(株)ドリームマーケティング
http://www.dream-marketing.jp/
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2014年03月14日
Googleが投資をしている仮想通貨リップルとは?
私は50カ国以上に訪問し世界的なネットワークを創っていますので、
最近は、世界中の友人・知人から最先端の面白い情報が入ってくるようになりました。
先日も「Googleが投資をしている仮想通貨リップルを一緒に買わないか?」と海外の友人から声をかけられたので、
最新の仮想通貨リップルを調べてみた。
その前に、考えるべき事は、仮想通貨ビットコインだろう。
経営破綻したビットコインの取引所マウント・ゴックスが取り扱っていたビットコイン。
ビットコインは2009年に開発された。
正体不明の中本哲史氏の名のもと、個人やグループが考案したビットコインは、大変複雑なコンピュータ・プログラムの上に成り立っている。言うまでもなく、商品やサービスへの支払に、利用を認めた人々の間同士、オンラインで交換ができる仮想通貨だ。
早稲田大学大学院教授の岩村充氏はこう語る。
「ビットコインをめぐる動きは、19世紀にカリフォルニアで起きたゴールドラッシュに似ている。
砂金はすぐに採り尽くされてしまうだろう、だから他の人より先に拾おうとして多くの人が殺到した。
砂金を採る人たちに、馬車を提供したり、シャベルや食べ物を売ったりする業者も現れた。
マウント・ゴックスは、そういったサービス業者に近いのではないか。
良くない業者にひっかかったとしても、砂金の価値そのものには関係がない。
問題はビットコインが通貨としては落第品だということだ」
そして、今世界中で注目されている通貨がある。
「リップル(Ripple)」だ。
リップルを運営するリップルラボ(Ripple labs)のCEOクリス・ラーセンは、シリコンバレーを代表する起業家の一人。
ラーセンCEOの描く未来図とは?
「旧時代の通貨はもはや信用を失いつつある。
今現在世の中で一体何が起きているのか、仮にあなたがリバタリアン(完全自由主義者)でなくとも容易に分かるだろう。
ゴールドは助けにはなりえない。
喪われれた通貨の信用をもう一度よみがえらせるためには、数学的に構築された新機軸の通貨こそが必要なのだ」
https://ripple.com/blog/interview-with-chris-larsen-co-founder-and-ceo-of-opencoin-inc/
日本発の仮想通貨がビットコインならば、リップルはアメリカ・シリコンバレー生まれの仮想通貨です。
あの、Googleベンチャー や ビットコイン財団まで投資している未来の通貨。
本年度よりイギリス、ロシア、メキシコの 28,000 ヵ所以上で利用可能なZipZap加盟店(CVSやホテル)でも購入や換金が可能となっている。
●世界中どこへでも、如何なる通貨にでも瞬時に交換可能な「通貨」であり「決済システム」である。
出典
What comes after Bitcoin? - Salon.com
●リップルはまだ始まったばかりだが、既に様々な点でビットコインを上回っており、未来の成功は約束されたものとなっている。
出典
The promise of Ripple | ロイター通信
●リップルラボは、MIT(マサチューセッツ工科大学)スマートな会社50に選ばれた。
出典
Making Money: Ripple Labs | MIT Technology Review
●Googleベンチャーズは、リップルラボへの投資を正式に決定した。
出典
Google Ventures invests in OpenCoin—Tech News and Analysis
あの超巨大IT企業のGoogleまでもが、リップルに出資しているというから驚きだ。
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(1)仕組みの違い
■ビットコイン
ビットコインの仕組みは、P2Pで取引をされている点と、金や銀のような鉱物と同じく、採掘できる総量に限界があるという点です。
また、採掘作業が進むにつれて、ビットコインの残量が少なくなります。
そうすることで、発掘のハードルが上がる仕組みになっています。
■リップル
リップルの仕組みは、ビットコインの欠点を補った暗号通貨として注目されています。
リップルがビットコインと大きく違う点は、単一のオンライン通貨ではないということです。
1リップルの料金を支払えば、ドル、ユーロ、円、さらにビットコインでさえ、金銭を送受できる。
1,000億リップルが流通した後は、新たな Ripple は作られない。
つまり、Ripple は金銭取引サービスのためのトークンなのです。
(2)コインの上限量
ビットコインも採掘量が決まっていますが、リップルも決まっています。
仮想通貨は上限を決めているとことで、価値が生まれるのです。
これは、金・銀も同様で、もし無限に存在していたら価値は無いです。
コインの採掘量を決めていることが肝なのです。
■ビットコイン
ビットコインの上限は、2,100万枚です。
また、百万分の一(μ)まで活用することが出来ます。
■リップル
リップルの上限は1,000億枚です。
ビットコインと比較すると、約5倍の量が存在しています。
しかし、ビットコインと大きく違うところがあります。
ビットコインの場合は、0から徐々に2,100万枚に近づいて来ます。
リップルの場合は、既に1,000億枚が存在しているのです。
ネットワーク上でトランザクションが起こるごとにリップルが減少していくという設計になっています。
ビットコインと大きく違う仕組みの一つと言えるでしょう。
(3)入手先
■ビットコイン
ビットコインを入手するには、大きく3つの方法があります。
1.購入
2.採掘
3.他人からビットコインをもらう
■リップル
リップルもほぼビットコインと入手方法は同じになります。
リップルも購入することが出来るし、他人からビットコインをもらう事ができます。
しかし、1点違うのが、採掘です。
PCの演算能力を利用するのは一緒なんですが、その演算能力の活用目的が違います。
ビットコインの場合は、ビットコインを採掘するためにPCの演算能力を活用します。
リップルの場合は、World Community Gridと言われるガンなどの研究開発に貢献するとリップルコインがもらえます。
IBMが提供しているソフトウェアを活用することで、研究に貢献できるのです。
World Community Gridの詳しい情報は、下記URLで確認できます。
グリッド・コンピューティングの動作の仕組み
http://www.worldcommunitygrid.org/about_us/viewGridComputingBasics.do
これから、私たちの持っている本物の通貨と、仮想通貨、
どう進展していくのか注目に値します。
本物の通貨の価値が世界的に下がっている中、
仮想通貨も一つの選択肢として広がっていくことでしょう。