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2015年01月14日

人材不足を解消する方法

日本の中で人材が大幅に不足しています。

働く人と失業者を合計した労働力人口は、13年に6577万人と前年比22万人増えています。

景気回復や共働き環境の整備で、女性などの労働参加が増えたのが要因です。

だが、今後中長期的には高齢化や人口減で働き手の減少は避けられない状況です。


女性や高齢者の労働参加が全く進まない最も悲観シナリオの場合、労働力人口は60年に3795万人と今より42%減少する計算です。

30~49歳の女性労働力率を先進国最高のスウェーデン並みに引き上げ、60歳以上の労働者の引退年齢を5年遅らせた場合でも4792万人と13年比27%減ることになります。

今後、日本中どこでも人出不足になることは、
間違いありません。


東京商工会議所より「中小企業の経営課題に関するアンケート調査結果」(2008年 従業員数100人以下の中小企業を中心に248社の回答を集計)によると、

中小企業が深刻な人材不足に陥っている状況が良く見えてきます。



「貴社において、今後重視する経営課題はどのようなものですか?」という設問については以下の通り、人材の確保・育成が57.7%と断然トップとなっています。




(1)人材の確保・育成 57.7%
(2)マーケティング・販路開拓 42.3%
(3)新技術(商品)の研究開発 30.2%
(4)後継者の育成 22.2%
(5)新分野への進出 21.0%

また自社で不足している経営資源という項目についても、「人材」を自社で不足している経営資源とした企業がもっとも多く、67.7%となっています。




現在、求人募集のコンサルティングをしておりますが、

今お手伝いしている企業の「一人当たりの採用までのコスト」は、
なんと50万円もかかっています。

顧客を集めるのにも多大なコストを使い、
社員募集でも膨大な費用をかけているのが現実です。


社員募集でも、顧客を増やし売上を上げるためにも、

最も大切なのは「会社のブランド価値」を上げることです。



顧客視点でも、社員視点でも魅力的な会社であるというブランドを創ることが最も大切な時代になっています。

求職者の視点で、どんな職場であれば働きたくなるのか?

もう一度、どんな会社でも再点検し、
根本的に仕事のやり方を変えていく必要があります。

そのためには、
下記の二つを明確にすることが大切です。

(1)他社に比べて、どんな分野で強みのあるNo1の職場なのかを明確にする。

(2)求職者が求める細分化された要素(仕事内容・働きがい・給与待遇・スキルアップ・キャリアアップ・余暇の過ごし方など)を全て書きだし、それぞれをきちんと伝える。

多くの企業の求人募集は、条件面しか掲載されておらず、
これで、欲しい人材が集まるわけがありません。

これからの人口減少社会の日本では、
優秀な人材をいかに集めるかが最重要課題になります。

ぜひ、今の段階から人材不足を解消するための、
ブランドづくりを実践していきましょう。  

Posted by 脇田勝利 at 18:59Comments(0)経営が良くなるノウハウ