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2015年05月28日

日本の競争力27位に低下、首位は米国、2位は香港




スイスの有力ビジネススクール、IMD(経営開発国際研究所)が27日発表した「2015年世界競争力年鑑」で、日本は総合順位を6段階下げて27位となりました。

調査対象は61カ国・地域。

日本は政府部門の財政と移民政策に加え、ビジネス部門の国際経験と経営幹部の競争力が最下位。

企業の社会的責任や平均寿命で1位の評価を受ける一方で、語学力が60位、管理職教育も57位にとどまりました。

総合の首位は3年連続で米国。

アジア太平洋地域では2位の香港、台湾(11位)、韓国(25位)が順位を上げたが、マレーシア(14位)、タイ(30位)、インドネシア(42位)は下がっています。




IMD ランキングでは国際競争力を

「グローバル企業にとっての企業の力を保つ環境を創出・維持する環境が整っているか」

の視点で評価している所に注目をして欲しい。

つまり、「世界を舞台に力を発揮出来る国であるか?」という視点でのランキングであり、

ランキング上位の国は、日本人が海外進出をする際に、

「海外進出して成果を上げやすい国」

とも言い換えることが出来ます。



その世界ランキングは下記の通りです。

http://www.imd.org/uupload/imd.website/wcc/scoreboard.pdf


●世界ランキング

1位 アメリカ合州国
2位 香港
3位 シンガポール
4位 スイス
5位 カナダ
6位 ルクセンブルク
7位 ノルウェー
8位 デンマーク
9位 スウェーデン
10位 ドイツ
11位 台湾
12位 UAE
13位 カタール
14位 マレーシア
15位 オランダ
16位 イスラエル
17位 ニュージーランド
18位 オーストラリア
19位 英国
20位 フィンランド
21位 イスラエル
22位 中国
23位 ベルギー
24位 アイスランド
25位 韓国
26位 オーストリア
27位 日本
28位 リトアニア
29位 チェコ
30位 タイ


●IMD ランキングの評価項目

IMD ランキングは 下記の4 つの大項目(経済状況、政府の効率性、ビジネスの効率性、インフラ)でもって評価されています。

それぞれの大項目は 下記の5 つの中項目(20 項目)で構成されています。
それはさらに 300以上もの小項目から構成されています。( )内は最新版の小項目数を表している

(1)経済状況

国内経済(25)
貿易(24)
国際投資(17)
雇用(8)
物価(4)

(2)政府の効率性

財政(12)
租税政策(13)
制度的枠組(13)
ビジネス法(20)
社会的枠組(12)

(3)ビジネスの効率性

生産性・効率性(11)
労働市場(23)
金融(17)
マネジメント(9)
意識と価値(7)

(4)インフラ

基礎インフラ(25)
技術インフラ(23)
科学インフラ(23)
健康と環境(27)
教育(16)


●アジア・太平洋エリア ベスト5位

1位 香港
2位 シンガポール
3位 台湾
4位 マレーシア
5位 ニュージーランド

●ヨーロッパエリア ベスト5位

1位 スイス
2位 ルクセンブルク
3位 ノルウェー
4位 デンマーク
5位 スウェーデン

●中東・アフリカエリア ベスト5位

1位 UAE
2位 カタール
3位 イスラエル
4位 ヨルダン
5位 南アフリカ

●南北アメリカエリア ベスト5位

1位 アメリカ合衆国
2位 カナダ
3位 チリ
4位 メキシコ
5位 コロンビア




世界の中でも日本が勝ち残っていくためには、

この国際競争力を上げていくことは必須です。

私も自らの使命をかけて、世界を舞台に成果を上げる日本人をさらに増やして参ります。