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2016年02月16日

日本は世界No1のクリエイティブな国




日本人の多くの人は「日本はクリエイティブ(創造的)ではない国」と考えている人が多いと思いますが、
世界中の人は別の視点で日本を見ています。


アドビシステムの2012年の調査によると、日本は「世界で最もクリエイティブな国」にランキングされました。

「クリエイティブな国はどこ?」との質問に日本を36%が挙げて1位、
以下、米国の26%、ドイツの12%、フランスの11%と続いています。

最もクリエイティブな都市でも、東京がニューヨークやパリ、ロンドンを抑えて1位だった。


音楽やファッション、映画など時代の先端を切る文化的な産業で、「最もクリエイティブな国はどこか」を尋ねた米国系企業の調査でも、日本が米国、英国、ドイツ、フランスを抑えて1位になったという、日本人ならちょっと驚きそうなデータもあり、この分野で外国人の日本への関心が高まっているのは間違いない。


日本情報を発信する海外サイトTofuguでは、日本のクリエイティブなものとは、下記のものがあげられています。

アニメ、漫画、ハローキティ、ゲーム、インスタントラーメン、邦画「おくりびと」、邦画「告白」、カラオケ、ウォークマンのようなガジェット、黒澤明、鈴木清順、今村昌平、久石譲、坂本龍一、吉本ばなな、村上春樹、手塚治、宮崎駿…etc.

Tofuguの記者オースティンさんは、日本人はリスク回避の面では保守的になりやすい側面があると言っています。

昨今の日本企業がクリエイティブになれないのは「リスクを避けようという心理が働いており、大きな冒険ができないから」ではないかと言っています。

実際、日本の20代は「世界一チャレンジしない」ことが判明しているデータもあります。

日本は最も左下にある。若者のクリエーティブ志向・冒険志向は世界で最低だ。諸外国の群れから大きく外れ、その低さは際立っている。

日本の若者は「冒険」「刺激」「クリエイティブ」は人生に必要ないとの考えている割合が世界で最も高い。





また、電通は2014年4月、米英独仏伊露や中国、韓国、インド、タイ、インドネシア、フィリピンなど米欧アジアを中心とする18か国・地域で、日本への関心度、好意度などの調査(20~59歳の男女、中間所得層以上)を行った。


「日本が優れている」と思うもののランキングは、下記の通り。

1位 AV家電
2位 アニメ・漫画
3位 ロボット工学
4位 自動車・バイク
5位 精密技術

ハイテク製品に混ざり、アニメ・漫画が上位に入っています。

「日本への興味・関心」では、

1位 日本食
2位 日本への旅行
3位 日本のファッション
4位 日本庭園
5位 温泉

電通は「日本へ好意をもつ外国人は、現代のサブカルチャーやコンテンツへの関心が高いことがわかった」と言ってます。

禅文化に通じる日本庭園は、欧米諸国で関心が高く、日本人には意外感が強いかもしれないが、この分野は宝の山です。

経済産業省によると、メディア・コンテンツ、飲食・飲料、ファッションなどを合わせたクリエイティブ産業の世界の市場規模は、2009年の463兆円から2020年には932兆円に倍増します。


「日本は世界No1のクリエイティブな国であり、東京が世界No1のクリエイティブ都市」と、
私たち日本人自身がまずは正しく認識することが重要です。

また、本来日本人はクリエイティブな民族だったはずだが、
企業や社会、家庭でそのような環境を創っていないのが大きな問題点としてあげられます。

今後も日本のクリエイティブな宝の山を発掘していきたい。  

Posted by 脇田勝利 at 11:33Comments(0)ひとづくり