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(株)ドリームマーケティング
http://www.dream-marketing.jp/
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2017年07月07日
災害に備えてBCP・FCPを準備しよう(ダウンロード可能)
福岡県をはじめ、九州各地で大雨による水害が発生してしまいました。
故郷である福岡県・九州の水害の1日も早い復興を心から願っております。
災害は本当にいつやっていくるのか分かりません。
そのためには、普段から準備をすることがとても大切です。
日本人の災害に対する準備は、万全とは言えません。
企業にとって、災害時などのリスクに備えて、準備をすることは、
社員の安全・地域貢献・取引先の信用・会社の存続などを考えると、
とても重要なテーマです。
災害時に備える計画のことを、BCPと呼びます。
BCPとは英語の「Business continuity plan」の頭文字を取った略語のことで、日本語では「事業継続計画」と呼称されています。
九州でBCPを策定している割合は、全国で最下位の9%しかありません。
ぜひ、日本中の企業がBCPを策定し、災害時のリスクや損害を最小限に留めて欲しいものです。
それと同時に、私が提案したいのは、家庭版のFCP(Family continuity plan)です。
「家族が幸せに生活出来るためのリスク対応プラン」です。
BCPは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、
事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、
平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
緊急事態は突然発生します。
(1)非常事態に対して強い経営基盤
BCPを策定する目的は、自社にとって望ましくない事態(自然災害・大事故・不祥事など)が生じた際に、被害を最小限におさえつつ、最も重要なビジネスを素早く再開させることで、損害の発生を最小限に留めることです。
何があっても事業を止めないための事前計画と準備です。
これはビジネスに限ったことではなく、企業が災害などに対して支援をすることも含めます。
(2)緊急時に誰もが対応できる基本ルール
BCPを具体的に進めていくときは、災害や大事故など実際に緊急事態が生じた際に用いる「基本ルール」と考えることが大切です。
具体的には「非常時対応マニュアル」を作成すると考えると分かりやすいです。
災害直後の人命救助や安否確認、停止した事業を代替設備で仮復旧させるための手順、これらを実施するために必要な、連絡先一覧リストや業務マニュアルなどの関連資料を、非常時用のドキュメントとしてまとめておきます。なおこのマニュアルは停電に備えて紙のファイルとしても用意します。
(3)リスクに備えチャンスを最大化するため
「まさか」という天災は必ず起こるものと認識し、それを人災にしないことが大切です。
残念ながら、リスクに備えることは日本人は苦手な民族です。
苦手だと認識をして、様々なリスクに備えることが大切です。
毎日の仕事でも「リスクに備えると共にチャンスを最大化する」ことが大切です。
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企業で使っているツールは家庭でも使うことが出来ます。
私も会社の月次決算と同時に、個人の月次決算も行なっておりますし、
災害時の、家庭のFCP(Family continuity plan)を簡単でも良いので、
創っておかれることをお勧めいたします。
中小企業庁のホームページから「中小企業BCP策定運用指針」がダウンロード出来ますので、
ぜひこの機会にダウンロードを行い、
まずはBCPやFCPを作成してみてください。
リスクに備えると、心配することが減り、
ストレスなく仕事や日常生活に集中出来ます。
●中小企業BCP策定運用指針 ダウンロードページ
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/bcpgl_download.html