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2018年04月05日

テキサスの住まいから見るアメリカ人の豊かさの源泉

無事にテキサス州ダラスに到着し市場調査の1日目を終了いたしました。

とにかくテキサスはスケールが大き過ぎます。


まず着陸したのはダラス・フォートワース国際空港。

総発着数では世界3番目、旅客運送では6番目の空港です。



敷地面積はマンハッタン島や山手線の内側の面積より大きく、テキサス州最大、アメリカ全土でもデンバー国際空港に次ぐ広さの空港です。

5つのターミナルを持つ当空港は、更なる拡張も計画されており、計画によれば最終的に13ターミナル260ゲート滑走路9本を整備する計画です。

成田空港の滑走路は1.5本しかないことからも規模の大きさが分かります。




とにかくテキサスのスケールの大きさは想像以上です。

セキスイハウスがテキサス州で10億ドルで手に入れた土地120万坪(東京ドーム80個分)に1300戸の高級住宅を建築しています。

価格は30〜80万ドルです。

何もない原野に数千人規模の街が出来、中には学校やショッピングモールも出来るダイナミックさは世界中でもテキサスだけかもしれません。

今後30年で人口が更に1億人増えるアメリカの強さを体感致しました。

無限にある土地を開拓していく様はとにかく壮大で地平線まで住宅が並んでいます。

日本ブランドも現地で頑張っていますが本格的にはこれからが勝負です。






















続いてダイワハウスが11万平米で580戸を開発した賃貸アパートメント全て完売の人気です。

毎月の家賃は1300〜2000ドルとアメリカではかなり安く人気になっています。

ダイワハウスは30年ぶりの北米マーケット進出で今回は確実に賃貸需要がある所で手堅く売上を上げる戦略で上手くいっています。

全米を日本人3名でマネジメントし、ほぼ現地化しているノウハウの素晴らしいです。

日本企業にとってチャンスは無限大に広がっているのがアメリカ市場です。












アメリカでの自宅用の住宅ローンの購入費用は90%はローンを組め、
しかもアメリカ人平均で人生の中での引越しは7回も行い、

引越しの度に不動産を売却しお金が増えていくのが当たり前なのです。

しかも利益を確定せずに繰り延べ出来るので、引越しして家を売却する度に資産が増えていき、
豊かになっていくのです。

ここにアメリカ人と日本人の豊かさの源泉の違いがよく分かってきます。

引越しをすればするほど豊かになるアメリカ人と、引越しをすればするほど貧乏になっていく日本人。

日本は住宅ローンを組んでいる6人に1人はローン難民になるリスクがかなり高いとのデータもあり、
日本の状況が心配です。

家を買うほど豊かになるアメリカ人と、家を買うほど貧乏になっていく日本人という構造的な問題と、
その利益を誰が吸い取っているのかを日本人は冷静に考えていき対処することが大切です。

人生で最も大きな買い物である住宅の購入を日本人はもっと真剣に考えることが、
幸せな生活をする上で重要です。