夢と情熱コンサルタント脇田勝利の公式ブログ

世界最先端の仕事術であるシリコンバレーになるべく長期間滞在しながら、

世界規模で最先端の仕事術を研究しながら実践しています。


ビジネスで成果を上げるためには、

「最先端のノウハウを導入しながら、
　昔ながらの商売に活かしていくこと」

が最も重要なポイントです。

iPhoneは、昔から変わらなかった電話を再発明しましたし、

アメリカでタクシー業界を脅威に落とし込んでいる白タク配車サービスのUber（ウーバー）、

古い宿泊業界で新しい民泊を成功させ日本でも物議を醸しているAirbnb（エアビーアンドビー）など、

ほぼ全てのビジネスの成功の陰には、

この方程式が当てはまります。



それでは、最新のテクノロジーを知るには、どうしたら良いでしょうか？

調査会社ガートナー社が考案した「ハイプサイクル」が便利です。


ガートナーのハイプ・サイクルは2,000を超えるテクノロジを119の分野にグループ化し、その成熟度、企業にもたらすメリット、今後の方向性に関する分析情報を、企業の戦略／プランニング担当者に提供しています。


日本のハイプサイクルは下記の通りです。




⚫︎日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル：2014年
http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20141029-01.html

また、世界の先進テクノロジーは下記の通りです。



⚫︎“先進テクノロジ”のハイプサイクル　2014年
http://japan.zdnet.com/article/35053331/


認知度の推移は、大きく分けて下記の５つに分けられます。

（１）黎明期
（２）流行期
（３）反動期（幻滅期）
（４）回復期（啓蒙活動期）
（５）安定期


ハイプサイクルの典型的な流れは以下の通りに進んでいきます。

まず、新技術の登場時は盛んに紹介され（黎明期）、
その可能性や将来性がもではやされる（流行期）。
やがて、空騒ぎの状態に陥った過度の期待は逆に幻滅を招き、期待度の急落させる（反動期）。
その後、生産性が安定していくに伴い、期待度も緩やかに上昇していき（回復期）、
市場の成熟を迎える（安定期）。


このハイプサイクルの中で、
どのテクノロジーに注目をして自社に活かしていくことが重要でしょうか？

あまりにも早すぎると世の中が着いてこれない早すぎた失敗になりますし、
遅すぎるとチャンスを逃してしまうことになります。

具体的には、幻滅期から啓蒙活動期に導入するのがベストと言えます。

その時にはコストが最小になり、
これから飛躍的に普及をしていく時期になりますから、

導入コストを最小限にしながら、
多くの需要を取り込むチャンスを最大にすることが出来るからです。


そして、そのテクノロジーを古い昔ながらの商売に活かしていくことが大切。

なぜ、古い昔ながらの商売に活かすのか？

世界で最も成功した投資家ウォーレン・バフェットは、

将来のある優良かつオールドエコノミー企業をその会社が本来の価値より著しい安い時に投資することで有名です。

更に、確実にキャッシュ・フローを長きに渡って生むもの（会社）がお好みであり、
そこから生まれるキャッシュで更なる投資をしていくという、
ある意味世界共通の「お金持ちの基本」があるからです。


つまりこれからのビジネスで成功するポイントは、

最先端のノウハウを活かしながら、
古い昔ながらの商売に活かし、
キャッシュ・フローを得ることが最大のポイントになります。