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2019年02月01日

教育のイノベーション「Project-Based Learning」

教育のイノベーション「Project-Based Learning」


アメリカの学校で広く採用されている手法に「Project-Based Learning」という教育方法があります。

「Project-Based Learning」(以下 PBL)とは、

生徒が自らの興味・関心、問題意識に沿ってプロジェクトを立ち上げ、課題追究を行う学習スタイルです。


アメリカの学校では日本の中学校3年から高校3年生までの4年間で、
実際に自分でプロジェクトを立ち上げ、問題解決のためのための必要な知識を学びながら、
組織も自分で構築しながら実践的に様々な課題を解決しながら学んでいく実践的な方法です。


アメリカのミネソタ州にあるミネソタ・ニューカントリースクールが開発し、欧米に広がった実践型の学習法です。

まずプロジェクトを始める際にはアドバイザーとかなり綿密に企画書を書くことから始めます。

そのフォーマットは下記の通りです。

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●プロジェクトタイトル

1.このプロジェクトを通して得られること、解明できると思うことを3つ以上あげなさい。

2.学校を卒業したあと、あなたのプロジェクトをどう生かしていきますか。
あなたが住む地域社会、世界にとってこのプロジェクトの重要性はどこにありますか。

3.ブレーンストーミング

4.プロジェクトを完成させるために必要な課題や活動と終了日

5.必要な情報源を種類が違うものを少なくとも3つ以上(そのうち少なくとも1つは実在の人物)

6.このプロジェクトでどの領域をカバーできると思いますか

7.このプロジェクトを何単位にしますか

8.計画の承認(アドバイザー、プロジェクト計画チーム)
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生徒自身が自分で学習指導要領を見て、自分の学習指導計画を書いているというわけです。


そのような企画に基づいて実行されるプロジェクトだが、単位を得るためには必ず最後には評価されます。

段階としては

(1)生徒とアドバイザーの話し合いによる振り返り
(2)評価委員会にかけて学びの成果の披露

の二段階で評価されるのです。

(1)生徒とアドバイザーの話し合いによる振り返り

あらかじめ用意されている「評価基準表」を元に、どのような成果を得られたのかを振り返り、まとめていきます。

分量としてはA4で3枚ほどになるくらい、詳細に何がどうなったかを説明することになります。

(2)評価委員会にかけて学びの成果の披露

生徒が自分で日程を決め、自分のプロジェクトの結果について、自分のアドバイザー、他のアドバイザー、保護者、地域のまったくの部外者の前でプレゼンします。

喩えとして、生徒=尋問される、自分のアドバイザー=弁護人、その他の大人=取調官と表現されるように、まるで修士論文の口頭試問のように徹底的に大人からの質問にさらされるのです。


アドバイザーとしての大人は、子どもがどのようなことを学んだのかということを一緒に考える味方なのです。


詳しくは、下記の講演会で世界最先端の教育方法をご紹介いたします。

日本全国からご参加お待ちしております。


●2/9芦屋市「キセキの子育て術 特別講演会」育児&教育のイノベーション
http://marketing.yoka-yoka.jp/e2061395.html


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Posted by 脇田勝利 at 00:05│Comments(0)
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