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2013年04月10日

「世界を舞台に稼ぐ日本人の秘密」世界的な建築家迫さん講演会

「世界を舞台に稼ぐ日本人の秘密」世界的な建築家迫さん講演会

「世界を舞台に稼ぐ日本人」を追求することが私の人生の使命の一つですが、
それを実際に実現してしまったのが、

世界的な建築家である、迫 慶一郎(さこ・けいいちろう)さんです。

北京和僑会の会長も務められ、世界を目指す和僑会の同志でもあります。

「情熱大陸」「ガイアの夜明け」「NHKスペシャル」にも出演され、
いま、世界でもっとも活躍する若手建築家のひとりです。

現在、東京と北京を拠点に、建築、インテリア、都市計画のマスタープランまで、世界中で現在までに80を超えるプロジェクトを手掛けています。

講演の内容を全てタイピングしておりますので、そのポイントを下記の通りご紹介させていただきます。

全て目を通していただけると、世界を舞台に活躍する日本人のポイントと今後の中国で日本人がどうやってチャレンジをしていくかが分かります。

私も質疑応答で「世界を舞台に日本人が売上を稼いでいくのにどうやったら良いか?」と普段から追求している課題を質問した所、

「日本人として、日本人らしく、そして自分らしく強みを活かしていくしかない。
 世界へのプロモーションは、売上を上げるために必須」

という回答をいただきました。

迫慶一郎さんの新刊「希望はつくる」に下記のような一説がある。

「僕には、勇気しかない。それは、僕自身であり続けるという勇気だ。」

迫さんの生き方はこの一言に集約されていると感じた。

これからも、迫さんや世界中の日本人と協力して
世界を舞台にチャレンジしていきます。

迫さん、ありがとうございました。

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●人類最速のスピードで発展した中国というチャンス

中国では、ここ10年人類最速のスピードで一気に都市が出来た
全く装飾を無くした日本の美学で作った
70万平米という膨大な六本木ヒルズと同い規模のプロジェクトを、1設計事務所だけで出来るのが中国

●世界から最先端のデザインを活かした「開放的な中国」

世界最先端のデザイナーに頼む意外と開放的なのが中国
世界最大の北京空港を毎日のように使っているが余りに大きく搭乗口まで徒歩20分という表示も
中国というスケールの大きなマーケットにチャレンジ出来たのが幸運だった。

●創業時

2004年通訳と二人だけで中国に渡った
現在30名を超える規模に(通訳は5名)
外国人が中心の建築事務所はおそらく自社だけで、日本人というのが最大の強み

●仕事を拡大するために行ったこと

世界のデザイン雑誌に発表して非難も受けながら広がっていった
今までに世界の建築雑誌に300紙に作品を発表してきた

●内装・建築・まちの3つのカテゴリーの最適化がポイント

(1)内装

当時の中国では、分業化が進んでおり、日本では当たり前だった総合的なデザインをすることが革新的だった。

●代表作"杭州ロマンティシズム2"

「世界を舞台に稼ぐ日本人の秘密」世界的な建築家迫さん講演会
内装は手づくりを活かすとチャイニーズブランドアーキテクチャーになる
施主の要望は「他社がコピー出来ないようなデザインにしてください」
模型がなかったので果物屋さんで果物のクッションを使用
中国に複雑な加工が出来たのか?とヨーロッパ人に質問をされた。
実は全て手づくりで創った
 最後の仕上げは手で紙ヤスリで全て磨いた
2007年人件費が安かったから出来たデザインだと言える。

結局、クライアントに勝手にコピーをされた

 契約がまずかった
 全部劣化コピーをされた

自分たちでもコピー出来なかったので
「工場で出来るように」という要望に変わり再度デザインの依頼がきた。

●北京ポプラ

「すべて任せます」という要望

自分で7歳の時に書いた虹がテーマ
子供達は一度くると帰りたくない
世界で最も美しい本屋さんにも選ばれている

●広尾T

依頼は「すべて任せます」
結局、職人さんから断られて自分で制作


(2)建築

ランドマークのデザインが多い

●金華キューブチューブ
独立したきっかけになった仕事

国土交通省のお役所
一発でオッケー
賛否両論あった
行政の建物だけど、レストランは営利目的

●天津ジグザグ

小学校・中学校のコンペ

●天津ループ

幼稚園を任された



(3)街

0から創れるので街は面白い


●北京ペクセル

コンペはたくさんチャレンジして、取れるのは比較的高く3割ほど
デザインで買っていても勝てないことも多く悔しいことも多い
日本は同じ建物ばかりになってしまった
それを色をつかって個性的に
中国は戸建住宅を建てることが出来ないため、マンションでも一つ一つの家 ピクセルというコンセプトに
自己主張を出来る家にしたいという裏の意味を込めた ディベロッパーには言っていない
色が多過ぎると言われ色を減らしたが、色が着いている所から売れた

●北京アスタリスク

ワイナリー
自然との共生
環境に適合することを常に考える

●四川幼稚園

大地震があった
耐震構造
ボランティアをやっていてもジャマをされる
少し進んでは座礁し軌道修正
必ずやり遂げたいと思っている

●東北スカイビレッジ構想

国へも提案している
漁師は船を守るために津波に向かっていくため、今回は命をたくさん無くした
水産加工品が世界へ輸出出来る
日本は不衛生な魚加工をしているため今後はEUの企画に対応することが大切
外部のコンサルタント事務所でPFI形式

●建築と土木が一体となった

海と共生しながら安全安心な街を作る
今までは土木だけだった
今後は建築と土木を一体化させる必要
農業・漁業・商業・通信・エネルギー・建築・土木・ITなど全てを一体化させる必要あり
融合させて最高の街をつくる

●質疑応答

(1)枠にはまらないのは日本より中国?

当時の中国には、個性的な建築家がいなかった
日本では常識は、総合的な仕事をする
中国ではインテリアとエクステリアが別だった
なので未成熟な中国では、インテリアの受注が出来た
前例が揃い切っていないので、フルスイングをする!
フルスイング出来るデザインができる

(2)中国にいて日本はどう見える?

閉塞感がある、ものが作れない、シュリンクする、など言われているが新しくコミュニティデザインが活発になっている
建築設計に不平を言わずに職能が問われていると考える
知恵を出して効果があれば良い
両方でやっているからこそ、鈍感力かもしれないし、
もっとこんな風にやれば良いと感じる

(3)福岡は?

良い場所
福岡は本当に褒められる
福岡は良い所なのに、地の利を生かしていない
北京人の感覚では、いろんな所に直行便がある4時間かけて福岡に来る意味がない
日本人は北京の2000万人のマーケットを無視している

(4)福岡人はどうする?

寛容なのが福岡の良い所
可愛い区が取り下げるのがダメ
山笠は寛容の象徴
狭い所で表現のことを考え過ぎだ

(5)若い人へのメッセージ

若者の違いは?
外に目を向けて欲しい
世界を知ると福岡は良いことがわかる
世界でも通用できる
自信を持って世界へ飛び出せ!

(6)日本の社会がどう変わるべきか?

最後に物事を動かす仕組みがない
中国ならあっという間に建っている
四川の地震の後、3週間後に何千も仮設住宅が出来ていた
スピード感の違い
必要なものをつくるのが中国

民主主義と共産主義の比較
民主主義は優れているけど、時間がかかることがある

震災後も住民自体が揉めている
市民同士が不信感を持っている
最終的に多数決で決めるにしても決断をしなくていはいけない
決断が出来ない仕組みになっているのが日本

(7)世界を舞台に日本人が稼ぐには?

オリジナリテを重視

中国でなぜやりたいのか?
自分の表現を追求した結果

日本人として日本人の強みを最大限活かしてきた

プロモーションが大切
やりたかったことを世に問う
専門の雑誌に乗るのが一番
ネットが発展しHPの上で、世界中の編集の人は見てくれた
その循環で雑誌に乗った

日本人を全面に出した

当時の本は中国で現地化しろとしか書いていなかった

日本人ブランドを大切にせよ!


(8)中国で仕事をするには?

通訳でも分かるように難しい言葉は使わない

(9)今の仕事をしているきっかけは?

挫折がきっかけ

中国ビジネスをやってきて感じたのは日本とは全然違うということ

中国は56民族
日本では全然大変だと思わない

日本は本当に効率の良いビジネス環境
中国はまず契約書を結んでももめる
日本は契約書結ばないのも当たり前
それができるのは日本だけ
中国はお金を払わない
督促がかなりの業務のウェイトを占める
日本だけビジネス効率が高い
景気の悪いでも効率が良いのでチャンスがたくさんある

(10)中国と付き合う秘訣

正面からぶつかっていく
基本的に素朴な人達
嘘が下手
面の皮の厚さの違い
複雑なのは日本人の方
怖い相手ではない
中国で13年目、会社つくって10年

(11)出版の裏話

中国ビジネスの仕事術を書いてほしいと言われて、本は2回ことわった
もがいてもがいてやっているのに仕事術など説明内
みんな仕事術があると思っているが、そんなものはない
もがいている様子をそのまま伝えたいということで本に書いた

(12)現在の日中関係について

情報の非対称生
片方の情報を伝えていない
尖閣はお互いにあおって侮辱をしている
なんで中国人が怒っているのかが分かる
中国の人は一切事実を知らない
ある日突然国有化をしたと思っている
9月18日 日中戦争の1週間前に日本が国有化したため、最悪のタイミングだった
中国人が圧倒的に知らされていない

(13)今後の活動

北京和協会の会長として、日中未来ラボなどを開催し、改善したい



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