5/7午後11時〜「Apple特別イベントで将来を描く」

脇田勝利

2024年05月07日 06:51


いよいよ3月から遅れに遅れていたアップル社の特別イベントが開催されます。

「iPad Pro」と「Air」が刷新される見通し。Proは有機EL(OLED)ディスプレーを備え、Airでは12.9インチスクリーンのオプションが追加される予定です。

注目は「AIに遅れていたアップルがどんな発表をするか?」です。

Macは30年前から愛用しており、熱狂的なアップル信者なので、
カリフォルニア州シリコンバレーのクパチーノにあるアップル新本社 Apple Park詣も、もちろんしてきました。




シリコンバレーに定期的に滞在して現地の最新情報を仕入れるようにしています。

2週間前にもシリコンバレーに滞在しAIのミートアップでスタートアップ起業家や投資家の皆様とお話ししました。

シリコンバレーは、まさに「AI一色」で投資が集中していることがよく分かります。


Appleは10年前から秘密裏に進めていた自動運転機能を備えた電気自動車(EV)の発売計画を中止したのが今年の2月。

EVの成長鈍化が伝えられ、ムーアの法則(半導体集積回路の集積率は18ヶ月or24ヶ月で2倍になる)で急成長する半導体の技術進化と比較すると費用対効果が低く、AIで出遅れていたアップルが「全振りでAIに投資するハードウェア」の発表になることは間違いありません。

Appleは、開発者向けイベント「WWDC24」でAI対応のソフトウェアを発表すると考えると、今日の発表ではiPadが「AIマシン」として7年ぶりとなる大幅アップデートになります。

MicrosoftがAIを実装したCopilot(コパイロット)を発表しExcelやPowerPointと連携して表や図の作成やデータの解析、メールの返信内容の提案、簡単な指示だけでプレゼン資料の作成が可能になり、インテルがCore Ultra プロセッサーでAIをフル活用できるNPUというコンセプトのCPUやGPUよりも高い電力効率でAI推論処理できる専用プロセッサを発表し、サムソンがGalaxy S24シリーズから最先端のAI技術を活用した「Galaxy AI」を搭載しオフラインでAIを使えるスマホを発表したばかりのタイミングなので、今日の発表は今後のAppleや仕事環境、経営投資を考える上でこの10年先を描くために必須の発表会になります。

Apple製品はMacBook Pro16インチ、14インチ、MacBook Air13インチ、iPad12.9インチ、11インチ、iPad mini、iPhone、AppleWatch Ultraとほとんど持っていますが、M1発表以来イノベーティブな革新的な商品が出ていないので、買い控えをしていたのが正直な所です。

経営上の投資も仕事術もムーアの法則で進化するAIやITをフル活用できる「全振り投資」を行い、今後の圧倒的な成果へ向けて再スタートするのが今夜のアップルの発表会です。

今日のアップルイベントのテーマは「Let loose(何でもあり)」。

新型iPadには「AIのすべてのハブとなる」コンセプトを期待し、
AIはもちろん、MacOSもWindowsOSも動くマシンを心待ちにしています(笑)

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