脇田勝利がコンサルティング&コーディネイトをさせていただいた
「門司港栄町商店街」活性化プロジェクトの報告です。
■商店街の環境を分析
まず、門司港栄町商店街の環境を分析しました。
「門司港」に注目してみると「門司港レトロ」の知名度は抜群。
知らない人がいないほどの知名度を誇り誰もが一度は足を運ぶ福岡県内・九州でも有数の観光地。
最近では、トロッコ列車が絶好調で大人気。
下関の唐戸市場や関門峡などとセットで考えると、その知名度やブランドは全国区で海外からの観光客も増えています。
しかも、昔からの歴史があり、100年前から九州の一番の大都会は、門司港だったのです。
最近では高齢者化してきたとはいえ、その街の魅力を感じ若い方をはじめ外部から移り住む人も増えてきました。
歩いていて感じるのが、オシャレなお婆ちゃん、お爺ちゃんが多いこと。
天神にも負けていないほど、センスがあって上品な方が多い。
そんな「観光客需要」と「地元客需要」の両方を意識しながら、両方の需要を取り込むための戦略が必要です。
■どんなお店を目指す?
キーワードは「わざわざ行きたくなるお店づくり」。
一般消費者の視点で考えると「商店街で買い物をしたいけど、わざわざ行く店がない」と感じている。
お店に魅力があってもその魅力が伝わっていないのです。
つまり、個店活性化を実現するためには「(1)お店の強みを明確にするブランディング、(2)その魅力を伝えるコミュニケーション」を行い(3)来店客を増やす、という3つのステップが不可欠なのです。
初日は、6店舗の「強みの再発見」をテーマに各お店を訪問し、店主の皆さんと膝を突合せて打ち合わせを行いました。
(次号に続く)