地球探検隊、隊長の中村伸一さんとお逢いしました。

脇田勝利

2010年06月14日 09:27



九州ベンチャー大学に飛び入りで参加された、
地球探検隊、隊長の中村伸一さんとお逢いし、
約30分と短い時間でしたが、内容の濃いお話をお伺いすることが出来ました。

お話を伺っていると、何度も「ウルウル」してくるほど、
感動的な旅と体験をされています。

一言で言うと、

「参加された方全員の人生が、心に響く旅」

とでも言えばいいでしょうか。

私も地球探検隊の隊員に登録しておりましたので、
中村隊長にお逢い出来て本当に嬉しかったです。

この日は、なんと中村隊長は「隊員との飲み会だけのために」
福岡に来られています。

そして、熱狂的な隊員と語り合う。

これは、究極の中小企業の勝てる方法でもあります。

ここまで来るのに、10年かかったそうですが、
最近は「赤ちゃんも隊員」だそうで(笑)、
子供の代、孫の代までお客さんが増えていきそうです。

そのエッセンスは下記の講演内容とサイトを見ると
分かります。

中村隊長、ありがとうございました。

最高に素敵な仕事と人生です。

私も中村隊長のような「感動」を基本にした仕事をしたいと
改めて感じました。

今週、東京に行くので遊びにお伺いします。




●日本人の過保護に気づく

1997年、奥さんと一緒に外国人と旅をする多国籍ツアーに参加した。

体験型のツアーだったが、英語が苦手な奥さんの“ためになると思って”通訳をしていた。

外国人から孤立した奥さんを見て、ドイツの女性から人生を変えるアドバイスをもらう。

「あなたがやっていることは、奥さんの成長の芽をつんでいる」

それ以来、奥さんも積極的に外国人と会話をし、人一倍楽しむ体験をすることになる。

●人生を変えた瞬間

25歳の頃、自分を見失っていたときに放浪の旅に出た。
たまたまウィーンでばったりあったお客さんから何気ない一言を聴いた。

「中村さんは良い仕事していますよ。日本を元気にしてください。」

この一言で、人生の天職とミッションを発見した。

●3時間で満席になる旅行プラン「大人の修学旅行」

自然写真家、星野道夫さんとオーロラを見ながら語る旅を開催したり、
とんでもない企画で「真の大人の旅」を追求している。

参加した一人ひとりが主役で、そのアイディアで旅の形を変えていく、大人の修学旅行を開催。

今では、高額なツアーにも関わらず、メールマガジンを発行して3時間で売り切れてしまうほどの人気ぶり。

●熱狂的な隊員がコミュニティを創る

地球探検隊には「隊員が守るべき25ヶ条」があり、ツアー中は常にそれが自然と守られている。

クレームを言うような参加者がいると、他のベテランのお客さんから

「25ヶ条、読んできた?」と注意をされるくらい徹底している。

中村隊長も添乗員ではなく、一人の参加者として参加するため、基本的に参加した方が協力して旅が進んでいく。

●涙を流す旅=一人ひとりの物語がある

参加した方が心を開き、どんどんオープン・マインドになっていく。

コミュニケーション能力は「人を好きになること」に比例する。

感性のアンテナがどんどん磨かれ、全てのことに感動できるようになる。

心のストライクゾーンが広がり、相手の全てを受け入れるようになる。

一人ひとりの物語(=人生・生き方)を常に意識し、参加した人でお祝いをしたり、励まし合ったりするため、何度も感動して涙があふれ出す体験が出来る。

そこには、旅に参加した人の物語があり、それが全ての人に響くから。

自然と心から「ありがとう」と素直に言えるようになる。


■地球探検隊
http://www.expl.co.jp/index.html

■星野道夫さん公式サイト
http://www.michio-hoshino.com/

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