TOC(制約理論)の第1人者、村上悟さんと今後の連携に向けて合意

脇田勝利

2013年05月24日 08:47



書籍「ザ・ゴール」で有名になったTOC(制約理論)の第1人者であるゴール・システム・コンサルティング株式会社代表取締役 村上 悟さんとパートナーシップ&業務提携を今後の連携に向けて合意しました。

「なぜ売れないのか?なぜ売れても儲からないの?」その答えを、部分、部分の解決ではなく、全体最適の視点からお客様と共に考え、共に現場で実践して参ります。

また、日本TOC推進協議会の分科会も主催をさせていただき、
今後、TOC(制約理論)を活用し、最短で成果を上げる実践会も開催させていただきます。

問題解決を「見える化」し、課題の本質に迫り、それを対症療法ではなく、
「全体最適」で解決をしていく手法にさらに磨きをかけて参ります。


TOCを売上向上やマーケティング、夢の実現等で活用された事例はまだほとんどありませんが、
私の中では、その方法が明確になっていますので、
今後さらにその方法を確立し、多くの方が「最短で成果を上げることが出来るように」お手伝いをさせていただきます。

1冊目の拙書にも、全体最適の売上向上のノウハウを凝縮しておりますので、
ぜひご覧になってください。
http://www.dream-marketing.jp/lp1205/


1970年代後半にイスラエルの物理学者エリー・ゴールドラット(Eli Goldratt)博士は生産スケジューリングのことを相談され、物理学の研究で得た発想や知識を使って、改善を行ったのがスタート。

ベストセラー『ザ・ゴール』で日本にも紹介され、ものづくりの現場で多くの成果を上げているノウハウです。

TOCという名前は、Theory of Constraintsの頭文字で、制約理論のこと。

簡単にいうと、全体最適を追求し、最短で成果を上げるための具体的な手法です。



その特徴は、

●TOCの目指すもの──企業の“ゴール”は業績・利益

・改善とはボトムライン(利益)を改善する活動のみを指す
・真の制約条件から重点的にかつ真っ先に取り組む
・時間当たりのスループットを測定し、これを最大化するために何をすればよいかを検討する

●個別コスト削減のムダ

・企業全体のバランスや、最も重要なスループットとの兼ね合いを気にせずに個別改善を積み上げると逆に業績は悪くなる
・個別改善を積み上げるのではなく全体の中でどこに制約条件が存在するかを特定し、そこから手を付ける



TOC(制約条件の理論)の提唱者、エリヤフ・ゴールドラット博士の言葉をご紹介します。

これからも、世界中の仲間と一緒に成果をあげて参ります。

ありがとうございます。


【ゴールドラット博士語録】

「TOCのすべてを凝縮してそれを一行の文で言い表すことは出来るだろうか?
 私は、たった一つの言葉で言い表すことが出来ると思っている。それは、“集中”である。」

●すべてに集中するということは、何に対しても集中していないのと同じことである。

●ボトルネックで1時間、時間をムダにすれば、システム全体で1時間ムダにしたことになる。非ボトルネックで1時間増やしたところで、それは妄想に過ぎない。

●どのような尺度で私を評価するか教えてくれたら、どのように私が行動するのか教えてあげましょう。

●釘を打つのが得意な人には、すべてのものが釘に見える。

●現実はきわめてシンプルで、自らと調和している。

●何を欲しがるかは、慎重に。(あなたが考えるより、ずっと早く、ずっとたくさん手に入るかもしれないのだから。)

●目標達成を阻む最大の障害は、目標の設定が低すぎることである。

●戦略とは、「何のために?」という質問に答えるもの。戦術とは、「どのようにして?」という質問に答えるもの。

●パワフルな答えは、新たな実りある質問を育む。

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