(株)ドリームマーケティング
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2009年02月17日

感動的なコンテンツに学ぶ「売れる理由」



ソニーハンディカムのサイトが良く出来ているので、
ぜひ一度体験をして欲しい。

娘が生まれ成長し結婚をする、その喜びと哀愁が漂う素晴らしいコンテンツだ。

ぜひ、下記のサイトから試してみて欲しい。(音声注意)

■ソニーハンディカム

http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/camwithme/



マーケティングの視点から、このサイトの目的を考えてみた。

●ターゲットは家族を持つ若いファミリー、娘の映像を残そうというメッセージから、パパを想定しているのでは。
●誰が見ても感動をする造りこみ
●ハンディカムを持つ素晴らしさを体験することを重視している(車でいう試乗の部分)
●映像を残す重要性は伝わってくるが、ハンディカムでなければならない理由は伝わってこない
●最後に「残せなかった思い出」を伝えることで、「ハンディカムを買わない損失」を伝え、今すぐに買って保存をしようと伝えている。
●ソニーらしさはセンスの良さ、という視点から他社には出来ないこだわりが伝わる
●ハンディカムを持てば「毎日がスペシャルになる」とライフスタイルを売っている

すべての商品・サービスは、ライフスタイルを売るのが最終目的だが、その趣旨は十分に達することが出来るコンテンツに仕上がっている。

後は、強力な「ハンディカムでないといけない理由」。

どの会社も最も追求しているはずだが、顧客に伝わっていない部分。

実は、どの会社、どの商品にも「隠れた魅力」はあるのだが、それが伝わってこないものばかり。

つまり、どこもブランド化が最重要な課題であり、その部分が改善できれば非常に売れる商品が出来るのです。

「あなたの会社・商品・サービスでないといけない理由」を明確にし、強力に顧客に伝えていこう。
  

Posted by 脇田勝利 at 08:59Comments(0)