(株)ドリームマーケティング
http://www.dream-marketing.jp/

2009年03月26日

レオナール・フジタ展に行ってきました。



日本人がほとんど海外に行くことがなかった100年ほど前に、
レオナール・フジタこと、藤田嗣治氏は1913年、26才の時にフランスに渡仏。

繊細な筆致と「すばらしき乳白色」によって描かれた裸婦で、
当時のパリ画壇の話題をさらい、
日本人で唯一の有名な画家として世界中で有名になったと知り、
更に興味が深まりました。

「すばらしき乳白色」とは実際に観ると本当に繊細で美しい「肌」を描く
レオナール・フジタだけの技法だとか。

独特な癖のある絵画は非常に癖になります。

レオナール・フジタの絵も、日本人らしい漫画タッチな印象と
フランスの繊細さが融合したような不思議な感覚でした。



絵画以上に興味があったのが、藤田氏の生き方。

単身フランスに行き、
4度も結婚をし(!)
キリスト教へと傾注し、
晩年は、キリスト宗教画や教会作りまで手掛けるほど
自らの信じる道を追求した生き方に鳥肌が立つほど
共感いたしました。

また、フランス人が傷んだ絵画を心を込めて
修復をしている様子など、
本当に世界中で愛されている画家だと関心いたしました。


近年発見され日本初となる大作4点をはじめ、
パリ郊外のフジタのアトリエにまつわる資料なども
盛りだくさん。

まだ開催中ですから、ぜひ行かれてみてください。

■レオナール・フジタ展

会期:4日19日(日)まで
会場:福岡市美術館
福岡市中央区大濠公園1-6
料金:一般 1,300円
お問い合わせ:福岡市美術館 092-714-6051



  

Posted by 脇田勝利 at 08:34Comments(2)