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2009年11月12日

来年の計画の立て方vol.1~厳しい究極の制約質問法~




「本当に大切なものを知るためには、
 厳しい究極の制約を自分に質問をしてみること」

というのが私の持論です。

●余命1年と宣告されたら来年1年をどう生きるか?
●スーツケース一つに持ち物全てを入れるとしたら何を持っていくか?
●年収が100万円になったら、どんな生活をするか?
●心を解放し全てを伝えることが出来る親友は誰か?
●外国に住まないといけなくなったら、どこに住むか?

といった具合に、厳しい究極の制約を自分に課すと、
自分にとって本当に大切なものが見えてきます。

面白い家を発見しました。
「3メートルキューブの家」=一辺が3メートルの立法体住宅です。

あなたが3メートルキューブの家に住むなら、どんな生活を望みますか?


■3メートルキューブの家 PACO
http://www.paco.bz/about/index.html

安土桃山時代の茶人千利休は、
何も削るものがないところまで無駄を省いて、
緊張感を作り出すというわび茶(草庵の茶)の完成者として知られ、
狭い2畳の茶室の空間を宇宙に変えた。

鎌倉時代を生きた鴨長明は、
人事が不満で職場である下鴨神社から蒸発して、
山中に隠遁し、
そのときに住んだ庵は3メートル四方の移動式の住宅だった。

米国思想家のヘンリー・D・ソローが湖畔の森の中に丸木小屋を建て、
独り自給自足の生活を送った「森の生活」という小屋も、
3メートル×4.6メートル。

ソローは
「私の住居は思索のためだけではなく
まじめな読書のためにも大学よりも好都合であった」と語っている。

簡素なミニマム住居で独り暮らしをして、
思索を深めていった事情からは、
小宇宙にも軽視出来ない大きなパワーが秘められていることが分かる。

生き方を極めると「自分にとって本当に大切なもの」だけが残る。





くしくも、来年の計画を立てる時期です。

究極の制約を課した際に、
来年の計画がどのようになるかを考えて見る良い時期です。

明日は、本日の全く逆の視点での、
計画の立て方をご紹介します。