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2009年12月24日

排出権ビジネス勉強会に出席



環境ビジネスの勉強会に参加してきました。

「空気の財で世界が変わる!」というタイトルの環境関連の内容。

正直、知り合いの紹介で参加をしあまり期待をしていませんでした。

「環境に関する勉強になれば、良いかな~」と思いながらの出席。

ところがっ!

実際に出席をしてみると、
これからの世界の方向性が見えるほど
刺激的で素晴らしい内容でした。

まず、主催者であるヒガシ・ジャトロファ・プランテーションCEOの
東裕之氏の主催者挨拶。

その後DSKの加藤氏の講演。

内容は、私も大好きな世界経済の話から、環境ビジネスの実態について、
かなり衝撃的な内容で、とても面白かったです。

内容は、刺激的すぎてブログで紹介できないほど(笑)でしたが、
可能な限りそのエキスをお伝えしたいと思います。

講演内容のポイントは下記の通り。


●国連の実態は、力のある人が動かすパワーゲーム
●日本人のおとなしさが、国際社会で勝てない理由
●環境問題の根源は「生きる権利をお金で買え」ということ
●環境問題は、すでに「経済」で動いている
●1990年に冷戦が崩壊し「10億人のG7経済」から「40億人のG20経済」
●環境を破壊するのを防ぐには、産業革命前の基準に戻す必要有り
●「紙のお金」「土地」の次にくる価値あるものは「環境」にしようとしている
●「都会」の人が環境を破壊しているので、「都会」の人に税金などで負担を強いる仕組み
●国単位であれば「先進国」に環境に関する負担をかける仕組みが出来つつある
●つまり、日本の都市に住んでいる我々には、これからかなりの環境的(=経済的)な負担が必要になる
●お金と同じ価値を持つ「排出権」をこれからは生み出さなくてはいけない
●田舎や途上国で環境に良いことをすれば、排出権を手に入れることが出来、それがビジネスになる時代
●「空気=排出権」という仕組みなので、これからは「空気とゴミがお金になる時代」

環境は経済と結びついているということは考えていたことですが、
これほどまでのことが世界を舞台に進んでいるとは、
目からウロコでした。

確かに
日本や米国といった先進国の世界経済は、
今行き詰まっていて、
それを打開するためには新しく富を生み出すことを
誰かが考え、世界中を舞台に新しい仕組みを
創ることは自然な流れかもしれません。

「環境」という名の下に、
踊らされることなく、
冷静な目で自ら考え、
次なる時代に向けて準備をすることが
大切だと感じた勉強会でした。

勉強するコトって、本当にたくさんありますね。

ありがとうございました。  

Posted by 脇田勝利 at 09:13Comments(2)講演・セミナー