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2011年10月04日

「楽して儲ける」未来工業へ見学vol.1



カンブリア宮殿にも出演した「上場企業では日本一休みが多い」と言われる、

岐阜県の電気設備資材メーカー「未来工業 (http://www.mirai.co.jp/index.html)」の

会社見学に行ってきました。

全国的にユニークな取り組みでも知られ、

定年は70歳、ノルマもないのに好業績という秘密を探りに行きました。

成果主義に背を向けた型破りな経営の原点には、

創業者山田昭男さんらが若く日に志した劇団運営の手法がありました。




●未来工業本社に到着

名古屋から新幹線で一駅の小さな駅に到着し、タクシーで未来工業の本社に到着。

受付を済まし、会議室に通されますが、廊下は真っ黒。



「暗くても歩けるから」という理由で、普段は電灯を消しているからです。

「印刷代がもったいない」と食堂の食券もなくして自己申告に変えるなど

創業者の山田昭男さんは「日本一の倹約経営者」と自称するほど。



●創業者の思い・出発点


創業者の山田相談役父親の会社で跡取りとして会社を

継ぐが、趣味で演劇にはまりクビになってしまった。

その後、会社をゼロから立ち上げ34歳で創業。

仕事に専念するために、座長だった演劇を辞めて解散した。

「演劇では得るものが大きかった。仲間と一緒にチャレンジする大切さを知った」と創業者は語る。


良い演劇をするためには?

「自分で考えて成長する」
「やる気をださせる」
「見る人を感動させる」

が大切なので、会社でも「感動する」をキーワードに

お客様を感動させる商品を創り、

そのお客様の声をもとに社員全員で感動する経営を目指そうと決意した。


●人を育てる

一番やる気が出るのは、給料高くすることだが、お金では限界がある。

時間的、精神的にストレスを感じない会社にしようということで、

20年以上に1日7時間15分勤務を開始。

年間休日は140日。残業は禁止。

残業をすると25%・50%増になるので、結果としてコストが高くなる。


労働時間短くするには、どうすれば良い?

時間効率を良くして、どうすれば楽に出来るか?を全員で考える。

実際に、社員は17時過ぎには家に帰って、

家族みんなで食事を楽しんだり、習い事や趣味、

地域のボランティア、自分の自由な時間を満喫している。


つまり、仕事以外でも自分らしく生きることが大切。

週末だけ自分の時間を持つのではなく、平日に自分の

時間を持てることが、自分らしく生きること。


実際に、リフレッシュ出来るし、仕事にも集中出来る。

目標時間を設定して定時で変えるようにしている。



(まだまだたくさんあるので、明日へ続く)  


Posted by 脇田勝利 at 11:29Comments(0)経営が良くなるノウハウ