(株)ドリームマーケティング
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2011年10月06日

「楽して儲ける」未来工業へ見学vol.3

未来工業の見学に行き、特に印象的だったのが

「常に考える」

という標語。



自主性を重んじて人に任せる社風を創るためには、

欠かせないのが「自分で考えて自分で行動して自分で成果を上げる人間力」の育成です。

「考えること」を軽視する世の中にあって、

この「常に考える」というスローガンで、

未来工業の神髄を表現しているかようです。


一つの部品だけでも50カ所以上の改善を繰り返し、

後発メーカーでありながら、

シェア70%を占めるほど、

「感動できる商品になるための改善」を繰り返して短時間で仕事が出来る「楽して儲かる」会社になっているのです。

しかも、販売価格は競合品の2倍。

価格競争はせずに、圧倒的な商品の差別化を実現しており、好業績を続けているのです。




●自分で考えて自分で行動し成果を上げる。


営業ノルマはない

上場企業の中でノルマがない会社はほとんどないのでは?

自分で設定して自分でチャレンジ


周りが頑張っているから、怠ける人はいない


●育児休暇

女性も男性も3年間とれる

その期間は無給だが、復帰後の仕事が保証される

人を育てているのだから、当然その能力を使ってもらいたい

●海外旅行は5年に一回

5年に一回、1億円のお金全額会社持ちで海外旅行に行く

社員の頑張るモチベーションになっている。


●会社はみんなのもの

社長が私物化しない

会社はみんなのものという意識を全員が持っている

●企業メセナ

地元の市民が無料で参加できる劇を開催

多くの市民から感謝してもられる


●感動する

常に考える

常に考えないと、人は楽な方にいく

提案制度が特徴的で、一件出すと500円

提案の内容は関係なく提案を出すことの報酬

タブーは「人事・給料」の二つのだけ

社員800人で提案一万件以上は出ている

「もっと楽に早くする方法」を考えるクセが出来る

改善を推奨する社風が出来る


●徹底的に節約

廊下が暗いのは「電気がついてなくても歩くことが出来るから」

必要な所だけの電気はつける

全ての蛍光灯にヒモが付いていて責任者が決まっている

コピー用紙も裏側

コピー機は一台しかおかない

●山田相談役について

ばじめて駅に迎えに行ったときに、あぜ道を走らないので怒られた

信号がなく最短距離で会社に着けるから

いつも部屋では下着姿

エアコンもつけてない

コストを減らし利益を常に考えている

(続く)  


Posted by 脇田勝利 at 14:02Comments(0)経営が良くなるノウハウ