(株)ドリームマーケティング
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2011年12月12日

海外進出をする第一歩を踏み出そう。



経済産業省などのアドバイザーとして、

経営相談を多くさせていただいていますが、

大きく二つの相談に分かれます。


(1)現在の目の前の経営課題を解決したい

(2)将来に向けて準備をしたい


という大きな二つの課題です。

相談される方の割合は8:2という印象です。


特に(1)の目の前の経営課題を解決したという要望の多くは、

「売上向上・販路拡大」に集約されます。

この大きな課題に対して、今まで10数年現場でチャレンジし続けて成果を上げていますので、

今後も多くの方の売上向上に全力でチャレンジしたいと思います。


そして(2)の将来に向けての準備の中で

今後必須の項目が「海外進出・グローバル化」です。

この相談内容の二つの大きな課題「売上向上」「海外進出」を

私の今後の重点的なご支援内容として、

徹底的に深掘りをしたいと思います。


海外進出についてのコラムを執筆することが増えましたので、

今日のブログでは「海外進出をする第一歩は?」というテーマをご紹介させていただきます。

「日本人誰もが海外の需要を取り込めるように」人生をかけてチャレンジをし続けて参ります。

ありがとうございます。




「時代はグローバルな時代!これからはアジアだ!」と誰もが感じているのは間違いないのですが、

具体的にどんな風に進めて行けば良いか分からないのが現実です。

多くの方が「海外進出なんて、まだまだ」とか「だまされた」とかネガティブな印象を持ってしまうのは、当然だと思います。

でも、少し考え方を変えてみてはいかがでしょうか?


「数時間飛行機に乗るだけで、そこには海外」があるのです。

また、インターネットを活用すれば飛行機を使わずに国境も瞬時に越えることが出来るのです。

しかも、1998年の外為法(外国為替及び外国貿易法)の改正により下記の点が改正になり、

実質、日本の「外貨の鎖国」が解除され自由化されたのです。(まだまだ規制が強いですが)

●1998年の外為法改正

日本の企業や個人(居住者)が、海外(非居住者)との取引や、他の日本の企業・個人と外貨取引を行おうとする時は、多くの場合、許可や事前の届出が必要でした。

これに対し、新法下ではこれらが原則として不要になりました。

許可・届出を要するのは、経済制裁や一部の直接投資・技術導入に限られることとなりました。

この結果、具体的には以下のような取引や行為が自由に行えるようになりました。

(1)海外預金の保有(改正前は許可制)

 海外の銀行に、資産運用を目的として口座を開いたり、外債投資の決済口座として利用することが可能です。このほか、企業が原材料費等の支払や現地収入の受入れをしたり、個人が通信販売で購入した商品の代金を支払うなど、多くの目的に活用することができます。

(2)対外貸借(改正前は事前届出制)

 届出手続が不要となることにより、機動的な貸借が可能となります。

(3)居住者間の外貨建て取引(改正前は許可制)

 国内企業間における製品売買代金の外貨建決済が可能となり、為替手数料の節約につながります。また、銀行以外の者から、旅行用外貨や外貨建金融商品を購入することも可能となります。

(3)クロスボーダーの証券取引(改正前は事前届出制)

 国内投資家が、海外の金融機関から、直接、債券や株式を購入できるようになり、資産運用の選択肢が拡大します。

(4)相殺、マルチネッティング等の決済(改正前は許可制)
 企業は、より効率的な資金管理を行えるようになります。


・・・・・

つまり、ここ十数年の、

インターネットの発達と金融の一部自由化により、

私たち一個人や、中小企業が海外進出をする基盤作りが一気に進み、

日本人の歴史の中で、最大の海外進出のチャンスが訪れたということになります。

●まず、何から始める?

海外進出の具体的な進め方は、今後の記事で執筆していきますが、

多くの方にお奨めしたい「海外進出の第一歩」は、

『外貨を持つ』

ということです。

FXを使って両替しても良いでしょうし、

外貨建て預金や、海外旅行の際に海外に口座を持っても良いでしょう。


外貨を持つと、常に為替の動きが気になったり、

世界中のニュースが気になり始めます。


海外のサイトで買い物をすることも出来ますし、

投資をして運用をすることも出来ます。


海外進出の第一歩は、

「日本以外の視点を持ち、日本を海外の視点から見る」ことから始まります。

まずは、勇気ある小さな一歩を踏み出してみましょう。