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2011年12月22日

中国富裕層研究会に参加しました。



‘One ASIA, One WAKYO’をテーマに上海にてアジア大会が開かれました。

第三回目になるアジア大会in上海のコンセプトはズバリ”結果に繋がる交流”。

より実践的な内容としては、3つの分科会「中国富裕層分析」「NEXT起業家」「アパレル」が開催されました。

私は「中国富裕層分析」に参加をさせていただきました。

中国富裕層分析分科会では、富豪をランキングするマスコミ媒体である出版社「胡潤百富」の林文杰編集長による中国富裕層マーケットの実態と日本ブランドのビジネスチャンスについてデータを元に解説していただきました。

香港、マカオ、台湾を除いた中国大陸の資産1千万元(約1億3千万円)以上の富豪は前年比6.1%増の87万5千人いるとのこと。

日本の中に、資産が1億円以上ある「億万長者」は、約130万人というデータがありますから、

日本よりもやや少ない位で、ほぼ日本と同じくらいの1億円以上の資産を持つ富裕層がいるのが中国です。

この中には5万5千人の億万富豪(資産約13億円)が含まれています。

また十億万富豪(資産約130億円)が1900人、100億万富豪(資産約1300億円)は140人もいます。

<富豪の平均年齢>
資産百億元 50歳
資産十億元 50歳
資産一億元 43歳
資産千万元 39歳

ということで、とても若い世代が続々と富裕層になっています。

従って、お金の使い方が半端ではないということになります。

香港では1億円以上のマンションを、旅行に来た中国人が購入して帰ったり、
カジノでは豪快にお金を使っているのは、中国人がとても多い。

富豪たちの好きな海外旅行先はカナダ、アメリカ、フランス。

ただし億万富豪は年平均4回海外へ行くが、旅行よりビジネスが多い。

海外ではヒルトンホテルに泊まることが好きだ。

国内では海南島三亜でのんびりしている。

都市部の富豪は香港で買い物、地方の富豪は雲南省で自然に親しむ。

また六分の一の富豪はプライベートジェットや大型クルーザーの購入を検討している。

慈善活動では都市部の富豪は赤十字に寄付し、地方の富豪は小学校などへの寄付が多い。

経済開放以来この2,30年で急増した中国の富豪は主に不動産、株式投資で蓄財した人が多い。

また若い富豪はITビジネスでの成功者も多い。富豪たちは潤沢な資産を元に事業を拡大して資産を倍増させている。

国民総中流と言われる日本とは経済構造が根本から違います。

現在中国では相続税がなく親の資産を全て相続できる富豪代二世代がさらに資産を増やしています。


一方で中国では貧困層の生活苦や犯罪も増大している。極端な貧富の差が拡大する一方です。


19世紀はイギリスの時代、20世紀はアメリカの時代、21世紀は中国の時代になると言われている。

これからの中国がどのように変貌して行くのか、

そして、あなたはこの大国とどのような関わりを持って行くのか。

誰もが考え行動すべき好機であるのは間違いありません。

中国が世界の渦の中心にあるのは間違いないでしょう。


ありがとうございます。