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2016年07月13日

「掃除」で黒字化「禅をブランド化する日本人の必勝パターン!経営ノウハウ」



3分の1を海外で仕事をしていますが、海外で日本人が成果をあげるためのポイントは実は、

「禅」に重要なポイントがあります。






いえ、海外だけではなく日本国内でも成果を上げるために、
日本人にとって、この「禅」は欠かせない要素なのです。


「禅」とは、坐禅を基本的な修行形態とする大乗仏教の一派である「禅宗」がその起点です。

私たちの日本人のDNAに深くインプットされていますが、私を含めて実際はその基本を忘れてしまっているのが現状です。


私も毎朝、座禅を10分行い心をリセットしゼロベースで1日をスタートするようにしています。

定期的に高野山の宿坊に泊まり、簡単な修行もしています。

朝早く起き掃除をしたり炎を目の前にして護摩行を行ったりして、
作務という掃除などの労務を行うことが修行の一つなのです。

仏道に励む僧侶の世界でも日頃の修行として下記の3つを行います。

一、作務(さむ) 
二、勤行(ごんぎょう) 
三、学門(がくもん)

まず、一番が作務です。

作務とは、掃除や片付け、庭の草取りなど、
要するに体に汗して働く作業です。

その中でも作務の代表は掃除です。

そして、二番目に勤行。

これはお経を読んだり、坐禅をしたりのお勤めです。

そして最後にお経やその他の勉強です。

今の子供なら「一に勉強二に勉強、掃除なんかしなくてもいいから勉強していなさい」と言われそうですが、お寺の小僧さんは掃除が一番、勉強は三番目です。

仏教は人格を完成させるための教えで、その手段のひとつとして作務の大切さを教えるのです。

お経の勉強や、お経を読んだり坐禅したりの勤めももちろん大切なのですが、「なんだそんなこと」と、おろそかにされがちな掃除が、実は心を磨くのに大変重要なのだということを教えるために、作務は僧侶の勤めの第一番になっているのです。


私たち日本人にとって、毎日の仕事も禅の発想で考え実践することが重要です。

その禅の発想で海外で成功した起業家がいます。

中国の工場、広東省東莞で世界最高レベルの光学部品を製造されている東莞田中光学科技有限公司 董事長の石野千尋さんです。

石野さんは、当時毎年赤字だった工場に日本から出向し仕事をスタートします。

200名ほどの中国人のスタッフの前で彼が行ったのことが、この工場を根底から変えたのです。

トップのポジションにいながら、彼は、

「雑巾を手に膝をついてトイレ掃除を始めた」のです。

中国人のスタッフはびっくりして「頭がおかしくなったのではないか?」と思い、
彼を手伝うことは無かったのですが、石野さんは毎日掃除を止めませんでした。

半年後、ついに中国人スタッフの幹部が、同じように掃除を始め、
一人ずつ掃除をするようになりました。

すると、業績も徐々に向上を始め、
赤字から脱却し黒字化をしています。

今では、毎朝200名の全てのスタッフが掃除を行い、
中国では有りえないほど「非常識に綺麗な工場」になっています。

中国では掃除をせずに汚い工場が当たり前なため、

今では、この工場に毎日のように見学者が訪れ、
見込み客のうち、7割の方が「この工場なら注文したい」と契約に繋がっています。


つまり、「掃除がブランド化」されており、
掃除をすることによって、人材育成がされ、品質管理のレベルが向上し、
「この工場で製造して欲しい」と顧客の心を鷲掴みにし売上・利益を上げているのです。

日本人がこれから日本と海外で成果を上げる重要なポイントがここにあります。

日本人のDNAとなっている禅の精神をもとに、
もう一度仕事の基本を徹底化し、
毎日のコツコツと進める凡事を徹底し人材育成すると共に、
売上を上げるブランド化を進めて参りましょう。

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上記でご紹介した東莞田中光学科技有限公司 董事長の石野千尋さんに、

7月14日、東京で講演をしていただくことになりました。

「中国で圧倒的な成果を上げる非常識な実践マネジメント手法、全て公開」していただきます。

滅多にない機会です。

ぜひ、ご参加をお待ちしております。

詳細・お申し込みは下記よりお待ちしております。


●7/14東京 中国ビジネス成功事例&投資家募集
「中国で圧倒的な成果を上げる非常識な実践マネジメント手法、全て公開します」
http://marketing.yoka-yoka.jp/e1947529.html

  

Posted by 脇田勝利 at 07:47Comments(0)経営が良くなるノウハウ