(株)ドリームマーケティング
http://www.dream-marketing.jp/

2018年06月05日

イタリアの中小企業は下請けではなく自社ブランドを構築し世界で売上を上げている。




イタリアでは430万を超す中小零細企業が民間雇用の69%、国内総生産(GDP)の71%を占めています。

従業員10人未満の企業が410万社あり、中小企業の比率は欧州で最も高いのです。

日本とイタリアを比較すると、製造業者250人以下の従業員の企業数イタリア80%、日本76%に対し、GDP構成比率はイタリア76%、日本51%になっています。

つまりイタリアでは中小企業の事業数比率はそのまま売上規模の比率に比例しているのに対して、

日本は76%の中小企業が51%の売上規模と、かなり売上が減っていることがわかります。




日本の中小企業と大きな違いが何かと言えば、イタリアの中小企業は下請けでではなく、5人程度の中小企業であっても、
エンドユーザーと直接つながる自社ブランドとしてビジネスモデルを構築しています。


イタリアでは、社員数や大企業との取引での評価ではなく、
自分の会社の商品やブランドをまず確立し、自分は他人といかに異なって特化しているということが大切なのです。


また、イタリアでは政府や地方自治体による中小企業保護政策が少ないので、金融機関からの融資を前提としたビジネスプランはなじみません。

国は助けてくれないので自分で売上や利益を上げる仕事をする意識が強いです。

思考的にも「薄利多売」という概念は低く、「有名企業との取組はイメージや信用になるので、多少儲からなくても我慢をする」という気持ちは全くないのです。

まさに「自分の商品は他と違って特化しているので高いのは当たり前」と言い切ります。


イタリアの中小企業は、イタリア国内や欧州のみならず世界に自分たちの商品やブランドを直接売り込む!・・・が当然の意識です。

日本の中小企業もイタリアの中小企業に学ぶことは多いです。




6月12日に福岡で滅多にない講演を行います。

イタリアや世界中に学ぶ実践的な方法を伝授させていただきますので、
ご参加お待ちしております。

詳細・お申し込みは下記よりお願い致します。


●6/12福岡 目からウロコの「初めての海外販路開拓&仕入れ実践セミナー」
http://marketing.yoka-yoka.jp/e2041565.html