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2017年06月23日
幸福度ランキング上位デンマークの幸せの理由
幸福度ランキングの上位にいつも上がるデンマークに幸福を調査するために視察に行ってこようと思っております。
そこで、デンマークの幸福の秘密を分析いたしましたので、
ご紹介させていただきます。
デンマークは下記の幸福度ランキングで1位になっています。
●世界的な調査機関のワールドバリューズサーベイ(WVS)の世界幸福度ランキング(2008年)では、デンマークは1位で、日本は43位。
●イギリスの世界幸福地図(WMH:2006年)では、デンマークはやはり1位で、日本は90位。
●国連のWorld Happiness Report 2013でもデンマークは1位で、日本は43位です。
●昨年2016年のWorld Happiness Report 2016でもデンマークは1位で、日本は53位です。
●なぜ、デンマークが幸福度が高いのか?
注目したいのが、ワールドバリューズサーベイ(WVS)の世界幸福度ランキングの中で、
デンマーク人は生活全体の満足度が10段階で唯一8点を超えており、仕事・家庭・家計に関する指標についても最上位(上位10まで)のランクに該当しています。
また、WMHでは、健康、所得、教育の3つのカテゴリーに関する指標が幸福度の評価において重要視され、
デンマークを最も高く評価しています。
デンマークは、北欧の世界でも最も小さな国の一つで、
人口は550万人と福岡県と同じほどの人口で、
面積は九州より2割ほど大きな国です。
経済的には、高級なオーディオメーカー、知育玩具、陶磁器、シューズメーカーなどが有名です。
Flying Tiger Copenhagen
ROYAL COPENHAGEN
LEGO
HAY
normannCOPENHAGEN
また、海運大国、農業輸出国でもあり、食料自給率300%、石油自給率も100%、風力発電が電力供給の2割を占めます。
1972年(第一次オイルショック時)には、エネルギー自給率は2%でしたが、現在では風力、バイオマスを中心とした自然エネルギーを含め150%を超えています。出生率も1960年代半ばまで減り続けていたが、その後回復傾向にあり、現在1.9人(WHO統計)です。
社会的には、デンマーク人による単一民族国家であり、国民の教育水準が高く、高齢福祉や児童福祉も充実し、国民の所得格差が世界で最も小さい国とされています。
国連の人間開発指数の1つである「教育指数」が世界1位、「男女平等度指数」が世界2位、「民主主義指数」が世界3位、一人当たりGDP(2015年)が52,138ドル(日本は32,478ドル)などです。
デンマークは経済的豊かさだけでなく、基本的人権、自由・平等、民主主義などの世界の普遍的価値が最も完備されている国と言えます。
累進課税の所得税及び地方税合計課税率は最高59%で、日本の消費税に当たる付加価値税は25%です。
国民負担率は、デンマークは世界最高の69.5%です。日本は38.5%です。
国民負担率とは、国税と地方税を合わせた租税額の国民所得に対する負担率(租税負担率)と、年金など社会保険料の国民に対する負担率(社会保障負担率)を合計したもので、最終的に国民がどの程度負担しているのかを見ることができる指標です。
しかし、デンマークの教育費と医療費は無料ですから、
高齢者になった時に経済的に心配をすることは全くと言って良いほどないのが、
デンマークなのです。
社会保障が充実していて国民の満足度は高く、選挙の投票率は80%以上に達しています。英国エコノミスト誌系調査機関が発表したビジネスがし易い環境ランキングでも、デンマークの経済環境が世界1位に選ばれています。
デンマーク国民は自ら義務と責任を果たし、自立自尊を旨とする国民性を特徴とする民族ということが、
幸福度ランキングで上位に上がる大きな要因であると考えられます。
デンマークの人々の幸福度を測るキーワードは主に次の3つに集約されます。
(1)自立自尊 自分で考え、判断、行動ができる
(3)ネットワーク 友人・知人・地域・組織やふるさと等とのつながり・連携がある
(3)夢・ビジョン・目標 多くの人と共感を生み協力を具体的にしてもらえる
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Posted by 脇田勝利 at 00:05│Comments(0)
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