(株)ドリームマーケティング
http://www.dream-marketing.jp/
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2019年05月29日
日本の競争力は世界30位、97年以降で最低、打開策は?
1990年の前後に「日本が世界No1」になっていた頃を知らない人も増えています。
「Japan as Number One」という社会学者エズラ・ヴォーゲルによる1979年の著書で世界に日本のスゴさを紹介され、
戦後の日本経済の高度経済成長の要因を分析し、日本的経営を高く評価していた時代はどこに消えたのでしょうか?
スイスの有力ビジネススクールIMDは5月28日、2019年の世界競争力ランキングを発表しました。
日本の総合順位は30位と前年より5つ順位を下げ、比較可能な1997年以降では過去最低となっています。
企業の生産性の低さや経済成長の鈍化などが理由で、アジアの中での地盤沈下も鮮明になっています。
調査対象は63カ国・地域。
1位はシンガポールで、先進的な技術インフラやビジネス環境が高く評価された。
一方、前年に1位だった米国は3位に転落。IMDは燃料価格の上昇やハイテク輸出の減少が米経済に打撃を与えていると指摘したほか、トランプ大統領の税制改革の効果にも懐疑的な見方を示した。
アジアではインドネシアの勢いが目立ち、総合順位は43位から32位に急浮上し、日本を猛追しています。
欧州では、欧州連合(EU)離脱に揺れる英国は23位と3つ順位を落とし、IMDは欧州の競争力は景気減速の影響で厳しくなっていると指摘した。
競争力ランキングは1989年から公表している。4つの項目を基準に、235の経済指標などを使い分析している。
日本は同ランキングで1989年から4年連続で世界1位を記録したこともあったが、2010年以降は25位前後で推移しており、競争力は低下傾向となっています。
別の指標である世界経済フォーラム(WEF)の2018年の調査「世界競争力報告」では日本の国際競争力は世界で5位。
日本が国際競争力を失っていると一概には言い切れない面もあります。
IMDの国際競争力を判断する基準は大きく下記の4つで評価をしています。
●経済のパフォーマンス
●政府の効率性
●ビジネスの効率性
●インフラ
4つの基準のうち、インフラは15位と比較的高い評価だった。より細かい項目を見ると、携帯機器でのブロードバンド普及率や企業が持続可能な開発を優先している点などが1位になっている。インフラやICT(情報通信技術)の普及を高く評価しているのは、日本が総合順位で5位だったWEFの調査でも同様だった。
一方、4つの基準の中で最も順位が低かったのがビジネスの効率性で46位だった。より細かく見ると、起業家精神、国際経験、企業の意思決定の機敏性、ビッグデータの活用や分析については63位と最下位の評価となっています。
日本を活性化させるために、もう猶予は残されていないと感じるデータです。
実際に日本のランキングは下記の通りです。
そして、国別のランキングは下記の通りです。
単に日本人の特性を美化するにとどまらず、何を学ぶべきで、何を学ぶべきでないかを明瞭に示唆した点である。実際最後の章はアメリカへのレッスンと書かれている。
「Japan as Number One」では下記のように紹介されています。
具体的には、まず日本の高い経済成長の基盤になったのは「日本人の学習への意欲と読書習慣」であるとしている。
ヴォーゲルによれば、この当時の日本人の数学力はイスラエルに次ぎ2位で、情報については7位だが、他の科学分野についても2位から3位であるという。ヴォーゲルは日本人の1日の読書時間の合計が米国人の2倍に当たることや、新聞の発行部数の多さなどにより日本人の学習への意欲と読書習慣を例証している。
真の学びと実践を日本人は忘れてしまったのではないか?という視点にハッとさせられました。
日本の将来のためにも、オールジャパンで世界にチャレンジし、
世界ブランド、世界マーケティングを実践して参ります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
●世界競争力ランキング2019
第1位: シンガポール
第2位: 香港
第3位: アメリカ
第4位: スイス
第5位: アラブ首長国連邦
第6位: オランダ
第7位: アイルランド
第8位: デンマーク
第9位: スウェーデン
第10位: カタール
第11位: ノルウェー
第12位: ルクセンブルグ
第13位: カナダ
第14位: 中国
第15位: フィンランド
第16位: 台湾
第17位: ドイツ
第18位: オーストラリア
第19位: オーストリア
第20位: アイスランド
第21位: ニュージーランド
第22位: マレーシア
第23位: イギリス
第24位: イスラエル
第25位: タイ
第26位: サウジアラビア
第27位: ベルギー
第28位: 韓国
第29位: リトアニア
第30位: 日本
第31位: フランス
第32位: インドネシア
第33位: チェコ
第34位: カザフスタン
第35位: エストニア
第36位: スペイン
第37位: スロベニア
第38位: ポーランド
第39位: ポルトガル
第40位: ラトビア
第41位: キプロス
第42位: チリ
第43位: インド
第44位: イタリア
第45位: ロシア
第46位: フィリピン
第47位: ハンガリー
第48位: ブルガリア
第49位: ルーマニア
第50位: メキシコ
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「Japan as Number One」という社会学者エズラ・ヴォーゲルによる1979年の著書で世界に日本のスゴさを紹介され、
戦後の日本経済の高度経済成長の要因を分析し、日本的経営を高く評価していた時代はどこに消えたのでしょうか?
スイスの有力ビジネススクールIMDは5月28日、2019年の世界競争力ランキングを発表しました。
日本の総合順位は30位と前年より5つ順位を下げ、比較可能な1997年以降では過去最低となっています。
企業の生産性の低さや経済成長の鈍化などが理由で、アジアの中での地盤沈下も鮮明になっています。
調査対象は63カ国・地域。
1位はシンガポールで、先進的な技術インフラやビジネス環境が高く評価された。
一方、前年に1位だった米国は3位に転落。IMDは燃料価格の上昇やハイテク輸出の減少が米経済に打撃を与えていると指摘したほか、トランプ大統領の税制改革の効果にも懐疑的な見方を示した。
アジアではインドネシアの勢いが目立ち、総合順位は43位から32位に急浮上し、日本を猛追しています。
欧州では、欧州連合(EU)離脱に揺れる英国は23位と3つ順位を落とし、IMDは欧州の競争力は景気減速の影響で厳しくなっていると指摘した。
競争力ランキングは1989年から公表している。4つの項目を基準に、235の経済指標などを使い分析している。
日本は同ランキングで1989年から4年連続で世界1位を記録したこともあったが、2010年以降は25位前後で推移しており、競争力は低下傾向となっています。
別の指標である世界経済フォーラム(WEF)の2018年の調査「世界競争力報告」では日本の国際競争力は世界で5位。
日本が国際競争力を失っていると一概には言い切れない面もあります。
IMDの国際競争力を判断する基準は大きく下記の4つで評価をしています。
●経済のパフォーマンス
●政府の効率性
●ビジネスの効率性
●インフラ
4つの基準のうち、インフラは15位と比較的高い評価だった。より細かい項目を見ると、携帯機器でのブロードバンド普及率や企業が持続可能な開発を優先している点などが1位になっている。インフラやICT(情報通信技術)の普及を高く評価しているのは、日本が総合順位で5位だったWEFの調査でも同様だった。
一方、4つの基準の中で最も順位が低かったのがビジネスの効率性で46位だった。より細かく見ると、起業家精神、国際経験、企業の意思決定の機敏性、ビッグデータの活用や分析については63位と最下位の評価となっています。
日本を活性化させるために、もう猶予は残されていないと感じるデータです。
実際に日本のランキングは下記の通りです。
そして、国別のランキングは下記の通りです。
単に日本人の特性を美化するにとどまらず、何を学ぶべきで、何を学ぶべきでないかを明瞭に示唆した点である。実際最後の章はアメリカへのレッスンと書かれている。
「Japan as Number One」では下記のように紹介されています。
具体的には、まず日本の高い経済成長の基盤になったのは「日本人の学習への意欲と読書習慣」であるとしている。
ヴォーゲルによれば、この当時の日本人の数学力はイスラエルに次ぎ2位で、情報については7位だが、他の科学分野についても2位から3位であるという。ヴォーゲルは日本人の1日の読書時間の合計が米国人の2倍に当たることや、新聞の発行部数の多さなどにより日本人の学習への意欲と読書習慣を例証している。
真の学びと実践を日本人は忘れてしまったのではないか?という視点にハッとさせられました。
日本の将来のためにも、オールジャパンで世界にチャレンジし、
世界ブランド、世界マーケティングを実践して参ります。
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●世界競争力ランキング2019
第1位: シンガポール
第2位: 香港
第3位: アメリカ
第4位: スイス
第5位: アラブ首長国連邦
第6位: オランダ
第7位: アイルランド
第8位: デンマーク
第9位: スウェーデン
第10位: カタール
第11位: ノルウェー
第12位: ルクセンブルグ
第13位: カナダ
第14位: 中国
第15位: フィンランド
第16位: 台湾
第17位: ドイツ
第18位: オーストラリア
第19位: オーストリア
第20位: アイスランド
第21位: ニュージーランド
第22位: マレーシア
第23位: イギリス
第24位: イスラエル
第25位: タイ
第26位: サウジアラビア
第27位: ベルギー
第28位: 韓国
第29位: リトアニア
第30位: 日本
第31位: フランス
第32位: インドネシア
第33位: チェコ
第34位: カザフスタン
第35位: エストニア
第36位: スペイン
第37位: スロベニア
第38位: ポーランド
第39位: ポルトガル
第40位: ラトビア
第41位: キプロス
第42位: チリ
第43位: インド
第44位: イタリア
第45位: ロシア
第46位: フィリピン
第47位: ハンガリー
第48位: ブルガリア
第49位: ルーマニア
第50位: メキシコ
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