店舗の売上向上について実例

脇田勝利

2015年03月03日 06:00

これからの小売店などの店舗運営で大切なのは、

上位1%の店舗が行っている、下記の二つの点がポイントということを、
前日のブログでお伝えをさせていただきました。
http://marketing.yoka-yoka.jp/e1420860.html

その上位1%のやっていることは、下記の二つだけです。

(1)問題解決コンサルティング型

カウンセリングやコンサルティング的な接客を行い、
顧客の問題や課題を解決する店舗

(2)ライフスタイル提案型

こんなライフスタイルはどうですか?という顧客の半歩先を提案する店舗


今日のブログでは、実際に具体例をご紹介いたします。


私が、ヨドバシカメラにiPhoneのヘッドフォンを買いに行った時のことです。




ヘッドフォンは、インターネットで買いにくいものの一つです。

実際にiPhoneを店舗に持って行き、
店舗の若い女性に聞いてショーケースを開けてもらい、
視聴をお願いしました。

ヨドバシカメラには、100種類以上のイヤホンやヘッドフォンが並び、
その中から自分に最適な商品を選ぶのは至難の技です。

ところが、この女性が素晴らしかった!


まず、好みの音楽のジャンルを聴いてくれ、
好みの音質も聴いてくれました。

店員「どんな音楽が好きですか?」

私「ヘビーメタルやハードロックが好きです」

店員「どんな音質が好きですか?」

私「家で使っているスピーカーはJBLの原音再生に近い迫力のある元気な音で、
 そんなヘッドフォンを探しています。」


店員「他に気になる点はありますか?」

私「なるべく音漏れがせずに、耳の穴が大きめなので、歩いてもズリ落ちずにフィットするのが良い」

と、上手に私の要望を引き出してくれました。

質問をされなければ、気づかなかった細かな点までヒアリングをしてくれました。


ここまででも、素晴らしいのに、この女性の提案力も素晴らしかった。

店員「それでは、この3つをまずは聞いてみてください。

 そこから、最適なものを絞り込んでいきましょうね」

私「はい!」


もうここまでくると、先生と生徒の関係に近いです(笑)


そんな接客を30分ほどしていただき、

理想のヘッドフォンを発見することが出来ました。


そこまでしてもらえたら、

「次回もこの店員さんに相談して最適なヘッドフォンを買いたいし、
 何かあったら相談したいので、
 この店員さんから買いたい」

と素直に思い、迷わずにレジに行きました。

インターネットで同じ商品を買うと、
最安値は2割ほど安かったのですが、

自分に最適な提案をしてくれて、気持ちよく買い物ができたことと、
今後の繋がりを持ち、何かあったら相談したいという関係創りに対して、
「高くても買いたい」と思わせてくれたところが、素晴らしい接客だったと言えます。

店舗での売上向上に必須なのは、やはり、下記の2点だということが、
体感することが出来ました。

(1)問題解決コンサルティング型

カウンセリングやコンサルティング的な接客を行い、
顧客の問題や課題を解決する店舗

(2)ライフスタイル提案型

こんなライフスタイルはどうですか?という顧客の半歩先を提案する店舗


これを実践できているお店は、私の体験からいうと、
上位1%で、そのお店はどんな時代でも売りまくっています。

ぜひ、皆様も実践してみてください。

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