六本木の国立新美術館で開催中の「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」展に行ってきました。
●「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」
http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/california/
当日は、美術評論家、作家である海野弘さんによる「カリフォルニア文化とデザイン」の講義もあり、思う存分カリフォルニア文化とアートについて研究をすることが出来た1日になりました。
カリフォルニアは一年ほど前、訪問していたこともあり、私の重要な研究テーマの一つです。
ロスからサンフランシスコまで、ドライブをした際に立ち寄ったビッグサーの宿がとても印象的でカリフォルニアのことを理解するのに、最高のテーマなのでご紹介をしたいと思います。
まずはその宿の写真をご覧下さい。
ベッドに横になると天窓から空が見えます。
宿からはビッグサーの絶景が見えます。
その宿は、自然の中にどっぷりと浸かった宿で、
まさに自然と一体化した
「人間にとって生きていくのにこれ以上必要ないシンプルライフ」
を静かに訴えてくれていました。
部屋の広さは6畳ほどの広さで
わずかな灯りと簡易シャワーしかありません。
「生きていくのに、これだけでいいじゃない」と自然が語りかけてくれるような佇まいです。
日本人も昔はこのようなシンプルライフを実現出来ており、
千利休のような狭い茶室から宇宙を望むような感性が息づいております。
他のカリフォルニアをご紹介したブログの記事は下記の通りです。
●LAの風を感じに東京からロスへ
http://marketing.yoka-yoka.jp/e838578.html
●「究極のカリフォルニアらしいお店」でランチ
http://marketing.yoka-yoka.jp/e838587.html
●オーガニック100%の豊かな食文化「カリフォルニアの秘密」
http://marketing.yoka-yoka.jp/e841105.html
●アメリカの凄さを体感〜米国西海岸ドライブ〜
http://marketing.yoka-yoka.jp/e844202.html
Wikipediaによると、カリフォルニア文化はアメリカを始め世界中から憧れるほど、世界の最先端の感性が息づいていることが分かります。
(Wikipediaより)
カリフォルニアは長い間大衆の興味の対象であり続け、ある種の天国として提唱する者達によって宣伝されることが多かった。
20世紀初期、州内および地方の提唱者の動きで加速され、多くのアメリカ人がこのゴールデンステイトを、一年中日照が多くて乾燥し、大洋にも山脈にも近いという理想のリゾート地として見るようになった。
1960年代、ザ・ビーチ・ボーイズのような人気のある音楽グループが、リラックスして日焼けした海浜を楽しむ者達としてカリフォルニアのイメージを宣伝した。
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当日は、下記のような世界で初めてのカリフォルニア文化とアートに関する展示がされていました。
●カリフォルニアのモダン・デザインに関する初めての大規模な展覧会
アメリカ西部最大の美術館として知られるロサンゼルス・カウンティ美術館との共催のもと、ミッド・センチュリーの「カリフォルニア・モダン」を実体験することのできる、大規模な展覧会が日本で初めて実現します。
●様々なジャンルの作品が勢揃い
家具やファッション、グラフィック、陶芸、ジュエリー、建築写真に加え、車やサーフボードなど、約250点の様々なジャンルの作品が一堂に会します。チャールズ & レイ・イームズ、R・M・シンドラーといった著名なデザイナーの作品を実見する格好の機会となることでしょう。
●充実した関連映像
カリフォルニア・デザインが登場する、当時のテレビCM やハリウッド映画に加え、本展の開催に先駆けて試みられた出品作家へのインタヴューなど、貴重な映像の数々が展覧会に色を添えます。
●カリフォルニア・デザインの決定版カタログ
デザイン史研究の専門家としての定評があり、数々の大規模な展覧会を手掛けたウェンディ・カプラン氏の論考をはじめとする、読み応えのあるテキストが数多く収録されています。この領域を知る上での格好の1冊となることでしょう。
●多彩な関連イヴェント
展覧会を多角的な視野から捉える機会として、カリフォルニアやモダン・デザインに関わる様々な分野からの専門家をお招きした講演会やワークショップ等、各種イヴェントの開催を予定しています。
●建築家 中村竜治氏による会場デザイン
会場デザインは、斬新なコンセプトやデザインで活躍する新進気鋭の建築家、中村竜治氏が手がけました。カリフォルニアのミッド・センチュリー・デザインと中村氏の空間デザインとの融合をぜひご期待ください。
カリフォルニアについてはいくらでも書けそうなので、
明日のブログに続きますね。
(続く)