アフターコロナに向けて準備を着々と進めて参りましょう。
新型コロナウイルスで変わることを、世界視点からご紹介いたします。
私の視点では
「コロナウイルスで日本も一気に世界標準へ加速する」
ということです。
日本の報道では「行き過ぎたグローバル化がコロナウイルスを招いたので、今後は内向きにシフトする」と良く言われておりますが、
私は全く逆の視点です。
今後、更に「世界標準へ全てが加速する」と考えています。
なぜなら、コロナウイルスの影響で「超ローカルな対面型のビジネス」が中断され、
一気に「ブランド力＋マーケティング力」の差が今まで以上に重要になるからです。
その一つがフリーランスの増加です。
これも日本のマスコミでは問題視されていますが、
フリーランスの本質は「プロフェッショナルな１人社長」です。
アメリカでは、リーランス向けプラットフォームUpWorkによると、米国のフリーランス経済規模は2018年に前年比30％増加し、1兆4,000億ドル（約154兆円）に達しています。
最新調査は、米国のフリーランス人口は2014年の5,300万人から370万人増え、現在5,670万人に増加しています。
もともとフリーランスで働く文化があった米国では、フリーランス経済の規模は一層大きなものになっています。
米国の労働人口は約1億6000万人。このうち約35％が何らか形でフリーランス業務に携わっていることになります。
企業における雇用がなくなり仕方なくフリーランサーになっているのかといえばそうでもない。
「仕方なく」ではなく、「自らの意思」でフリーランスに転向したという割合は2014年の53％から2018年には61％に増えており、
企業における雇用はあるものの、働く場所・時間の柔軟性を優先し、フリーランスを選ぶ人が増えているのです。
このペースでフリーランス人口が増加していくと、2027年には米国労働人口の半分以上がフリーランス業務に携わるという試算もあります。
時間・場所において高い自由度を手に入れるフリーランスだが、アメリカの場合は特に先端テクノロジーに関する知識・スキルの習得には継続的な努力が求められています。
米国では、こうした高度スキルを持つフリーランサーを「クリエイティブ・クラス」と呼び、脱工業化都市におけるクリエイティブ産業を支え、経済発展の原動力になっているのです。
フリーランスと言っても日本の感覚とは違い、アメリカのフリーランスは、
「プロフェッショナルな１人社長」なのです。
アメリカの大企業は簡単に言うと「プロフェッショナルな１人社長」の集まりで、
プロジェクト単位で仕事を進めていきます。
大きな企業でも３名ほどでスタートアップでプロジェクトを任せ、
１〜２年ほどで成果を上げれば高待遇で迎え、
成果を上げなければ解雇や部署替えをするなど、
常に危機感を保つ仕組みが構築されています。
つまりアメリカではどんな状況でも「プロフェッショナルな１人社長」を求められるのです。
日本でもコロナウイルスの影響と共に、
テレワークが更に進みます。
在宅やインターネットで仕事が出来るということは、
更にフリーランスの働き方が増え、
世界中で自由に仕事が出来るということです。
つまり、国境が無くなり自動通訳・翻訳などの技術を言語の影響も少なくなり
世界規模での競争が激化することになります。
その結果、「プロフェッショナルな１人社長」として、
ブランディング、マーケティング力を発揮して、
どこでも活躍出来る時代が今まで以上に加速すると言うことです。
人も企業もこの流れに逆らうことは出来ません。
更にグローバル化は進み、「プロフェッショナルな１人社長」の流れは確実に進んでいきます。
今の段階からその状況に備え、
ピンチをチャンスに変えていきましょう。