夢と情熱コンサルタント脇田勝利の公式ブログ

「世界の工場」の中心部である中国広東省の東莞に到着いたしました。

広州との距離は約50キロメートル、深圳からは約90キロメートルの距離にあり、
広州港の経済の中心都市にもなっています。

今や、この中国の広東省の東莞無くして、私たちに日本人や世界中の人達に生活は成り立ちません。

東莞市と香港の道路が渋滞すると、世界中のパソコンの70%の生産に影響が出ると言われるほど、
「世界の工場」として、ものづくりが進んでいる地域なのです。

中国の報道は、視聴率を取るために間違った情報ばかりが日本に報道されています。


北京在住の日本人新聞記者に聴いたところ、

現地の情報を多く日本に発信しているにも関わらず、
日本の編集でカットをされてしまい、
視聴率が高く取れる「中国はこんなに酷い国だ」という報道が一方的に流されて、
日中関係をまずくしています。

中国政府も尖閣の情報など、反日の情報ばかり流し、
会社向けに反日デモの動員を図っているという情報もあるほど、

日中関係は、政治に翻弄されているのです。

実際、現地に来てみると反日の様子は全くなく、
現地で働いている日本人も全く影響ないどころか、
「多くの中国人は日本人が好き」という状況なのです。

中国人もいろんな人がいたり、
文化・習慣の違いから、傍若無人な人も多いのは事実ですが、
電車の中では、お年寄りには必ず席を譲るなど、
一人一人は純朴で素直で良い人が多いのです。

中国では、小さな頃から全く「しつけ」をせずに、
学校でも受験勉強ばかりで、
大人になるまで、まったく「しつけ」をしていない所に、
協力な個性（笑）が生まれてきています。

中国の海外進出で成功している企業では、
日本流の教育をきっちりと行っています。

先日のブログからの続きです。

●中国東莞市へ「日本で眠っている細胞が目を覚ます瞬間」
http://marketing.yoka-yoka.jp/e1028883.html

無事に東莞市に到着し、
講演をさせていただく東莞和僑会の林会長と、
上海からわざわざ駆けつけていただいた中北さんと合流し、
タクシーに乗りました。

タクシーはやはり鉄格子が入っており、
少しものものしい雰囲気です。



東莞は、出稼ぎの街で地方から農民工として、
多くの出稼ぎ労働者が殺到した街ですから、

昔は、単身の男ばかりが集まり、
かなり治安が悪かったようですが、
ここ最近は、問題ないレベルまで治安が良くなっているようです。

世界中どこでもそうですが、
夜道に路地に入らなければ、ほぼ大丈夫とのことです。


海外で、殺人で殺された日本人は、2012年１年間で１４名です。

●外務省　海外邦人援護統計
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL02100104.do?gaid=GL02100102&tocd=00300300

変動はあるものの、年間10から20名くらいの日本人が毎年、海外で殺されています。

日本国内では、1億2779万人の人口のうち382名が殺されているので、1年で殺された人は、33万人に一人

●他殺による死亡者数の推移
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2776.html

一方、2012年の海外への出国者数は1849万人程度、海外在留者は120万人です。海外在留者の中にも出国者数としてカウントされている人もいるでしょうから、

母数を1800万人として計算すると、海外で殺される日本人は1800万人÷14人で、128万人に一人となります。

もちろん滞在期間が違うため、一概に比較は出来ませんが、

この数字だけだと日本人に関して、国内にいるより海外に行くと殺される可能性が高くなるわけではありません。

日本が海外に比べて安全なのは間違いありませんが、
海外でもきちんとリスクに備えておけば、
そんなに心配する必要もありません。

日本人として、変に脅える事なく、

きちんとしたデータをもとに、
知識を得て行動を最適化し、リスクへの対応を行い、
海外のチャンスを手に入れていきましょう。


東莞の駅に到着し、東莞和僑会の林会長と中北さんと打合わせをしながら、
ローカルでアウトドアな（笑）食事を楽しみました。





赤犬の看板が生々しいですが（笑）
愛犬家の林会長いらっしゃいましたので、
牡蠣や鳥など、美味しい食事と楽しいひと時を楽しみました。

ありがとうございます。

（続）