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2012年09月10日
ブータンに学ぶ新しい日本の働き方

■ブータンに学ぶ新しい日本の働き方
〜愛する人を救うために、最短で売上を上げる〜
明治初期日本を訪れたフランス人実業家はエミール・ギメは、日本人に対してこんな印象を持っていた。
安楽で静かで幸福な生活
大それた欲望を持たず
競争もせず穏やかな感覚と
慎ましやかな物質的満足感に
満ちた生活を
何と上手に組み立てることを知っているのだろう
ブータンには、日本人の忘れていた「日本人の良さ」が詰まっています。
ただし、現在のブータンの生活が変わっているのも事実で、急激にブータンも変わっているのです。
牧歌的なイメージの裏側で、インターネットやテレビ、車、スマートフォンの普及等で劇的な変化が起こっています。
「足るを知る」文化だったブーターンに急激な物欲が猛烈な勢いでこの国を変えつつあります。
逆に、日本をはじめ世界の先進国では、資本主義の頭打ちが顕著になって来ている。
ブータンの国策GHNやフランスのサルコジ大統領の支援、日本でも夢を実現する政策や、東京都荒川区のように幸せを追求する政策も増えてきている。
経済の指標であるGDP(国内総生産)偏重への見直しや変革がここ2~3年「GDPを超えて(Beyond GDP)」のかけ声として高まってきているのである。
そんな中、私が本書で伝えたかったのは、下記の3つである。
この3つを実践することが、夢と幸せを実現する「新しい日本人の働き方」である。
そして、この3つのバランスを取ることが、
これからの日本、これからの世界で生きていくために不可欠な要素だと言える。
(1)最短で売上を科学的に上げる。
(2)周りの人を無条件に愛する。
(3)自分自身になれる夢に向かう幸せを味わう。
順を追って説明していこう。
(1)最短で売上を科学的に上げる。
良く勘違いされるのですが、ブータンは確実に経済成長を行っており、実際にブータンのGDPは2009年に6.7%、10年には8.3%、11年も8.1%と成長を続けている。
ブータンの政策は4つの柱(経済・環境・文化・統治)を重視しており、経済成長は実は大きな柱の一つであるが、バランスを取りながら成長を目指しているのである。
経営の現場でコンサルティングを行って特に感じるのは、「お金の問題」と「人の問題」が解決出来れば、経営の問題はほとんどなくなる、ということです。
したがって、経済的な成功なくして、幸せは訪れないと考えましょう。
しかも、日本の生産性は世界的に見て非常に低く、OECD加盟33カ国中第22位、主要先進7カ国では最下位となっており、米国と比べて、製造業で30%、ビジネスサービスで50%、飲食宿泊では60%以上も低い。(公益財団法人 日本生産性本部
http://activity.jpc-net.jp/detail/01.data/activity001013.html)
つまり、日本人の同じ金額を稼ぐために、日本人は長時間労働を強制されており、ストレスを感じているこということになる。
したがって、売上を科学的に捉えて、最短で売上と利益を上げる必要があるのである。
私の前著「売上向上の必勝パターン! ~「売上を科学」して、あなたの会社にしかできない“勝利の法則"を創る~」(ごま書房新社)に詳しく書いているので、ぜひ手に取って欲しい。(http://www.dream-marketing.jp/lp1205/)
(2)周りの人を無条件に愛する
現在の日本人に圧倒的に足りないのは、一言でいうと「愛が足りない」と言えます。
日本の政治でも、経営の現場でも、売上を上げる現場でも「愛が足りたい」ために多くの問題が起こっています。
愛を語ることはタブーになっている気がするほどです。
しかし、愛がなければ全てにおいて意味がないし、そもそも成果を上げることも出来ないのです。
愛は科学とは相容れないのです。売上を科学する視点とは真逆とも言えます。
しかし、その両輪が必要です。
愛は構成要素に分解してしまうと、条件付きの愛となってしまい、より優れた構成要素の持ち主が現れれば乗り換えることになってしまうのです。
したがって愛は無条件な愛しか成立しないのです。
愛のない経営はどこかで必ず行き詰まると断言出来る。
「自分・相手・社会」3つのの夢を実現するプロセスが幸せ。
あなたの愛する人を救うために売上を上げると考えてみましょう。
「家族のため」「愛する人のため」というように「のため経営」を実践してみよう。
(3)自分自身になれる夢に向かう幸せを味わう。
夢とは「自分の人生でどうしても成し遂げたいこと」であり、夢を明確にしていないということは、自分の人生のゴールが明確でないとも言えます。
そして、自分の夢に向かって自分らしく生きていくプロセスが、幸せなのです。
つまり、今日今この瞬間から誰もが幸せになれるとも言えます。
最高の自己表現とは、人生の最高目標とも言えます。
自分の仕事やビジネス、そして経営する会社で自己表現をすることは、自分の人生をアートするようなものです。
白いキャンパスに思いっきり自分自身になることが出来るのが、人生の醍醐味であり人生のゴールとも言えます。
あなたの夢を思いっきり自分らしく描き、今日から前進していきましょう。
いつの時代も「最近の若者は・・・」と言われますが(笑)、若者こそがこの日本を創っていくのです。
ブータンは幸せをベースに牧歌的な生活の中に、経済成長がプラスされ、今や月収の2倍もするような最新のスマートフォンをローンで買う時代になっています。
民族衣装であるゴは着ずに、日本の若者と同じようなファッションを楽しんでいます。
かたや、日本の若者15〜20歳の調査で先日の日経MJの中で「人間関係は、人生において重要だ」と答えたのは、全体の82%に上り、「コミュニケーションの場では相当気を遣っている」人が全体の72%を占め、周りの人を大切にしコミュニケーションをもっと上手くとっていきたいと考えているのである。
つまり、ブータン人と日本人は、内面も外面もそっくりだと言えます。
グローバル化の時代、ブータン人やアジア人と日本人は同じような価値観と生活様式を過ごすようになっているということです。
ブータン人は、足るを知るをベースにしながらも、消費が激増しており、今やバブルのような勢い。
そんな中でも、人を幸せにするために、消費をするブータン人に学ぶことが、これからの日本では欠かせない
孫と遊びたいから1000万円以上のリフォームをするお婆ちゃん、など「○○のために」消費をする事例が増えている
つまり物質的な消費から、確実に「人を幸せにする愛のため、心豊かに暮らすための消費」が増えているのである
これからの日本人はブータンをはじめ、アジアの心豊かな同胞に素直に学ぶことが突破口を見いだすことが大切なのです。
つまり、「ブータン人をはじめアジア人が欲しがるものは、日本でも売れる時代なのです」。
そして「日本人はもっと夢と幸せを実現する新しい働き方」を実践出来るのです。
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Posted by 脇田勝利 at 20:58│Comments(0)
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