(株)ドリームマーケティング
http://www.dream-marketing.jp/
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2010年12月16日
2011年の経営計画書、創っていますか?

今年もあと2週間です。
皆さん、来年の経営計画は出来上がっているでしょうか?
日本の会社の95%以上は中小企業です。
5%の大企業で経営計画を策定しない会社はありません。
中小業は統計ですと(経験上も)
93%の会社は残念ながら、経営計画を作っていません。
なんと経営計画を作っている会社は7%しかないんです。
まずは、どんな形でも良いので、来年の経営計画をじっくりと考えて、
作成するだけでも、
中小企業の上位7%に入ることが出来るのです。
また、気になる「金融機関が経営計画に求めるもの」を調べてみました。
中小企業庁が22年4月に発表した「2010年版中小企業白書」に興味深い数字が発表されています。
それは、金融機関が企業の経営計画書に求める内容と中小企業の作成実態に関する数字です。
金融機関が企業の経営計画書に何を求めているかというと、
<売上・利益・資金繰り・キャッシュフローが大切>
ということになります。
お金を貸すためには、当たり前の項目だと思いますが、
実際は、中小企業の実施割合はかなり低く、
ギャップが生じているのがわかります。
■金融機関が求める経営計画策定の取組内容と中小企業における取組の策定実態
金融機関が 中小企業の
求める割合 実施割合
・売上・利益の計画を立てている 93.8% 78.1%
・資金繰り・キャッシュフローの 89.9% 59.1%
計画を立てている
・経営理念、戦略又は目標の 76.4% 55.6%
明確化をしている
・計画をフォローし、 68.1% 40.7%
随時修正などを行っている
・計画を社員と共有し、実現に向けて 54.6% 46.6%
社内で議論などを行っている"
・特段の計画を立てる必要はない 0.2% 7.5%
金融機関は、「売上・利益の計画を立てている」こと、「資金繰り・キャッシュフローの計画を立てている」ことを重視する割合が高いことがわかります。
一方、企業の策定実態をみると、最も作成している割合が高い「売上・利益の計画を立てている」ですら、80%に達していません。
さらに、金融機関が2番目に重視している「資金繰り・キャッシュフローの計画を立てている」割合は59.1%とさらに少なくなっています。
特に「資金繰り・キャッシュフローの計画を立てている」という項目については、金融機関の求める割合と中小企業の実施割合の差が最も大きくなっています。
ということは、このギャップを埋めることが、金融機関との関係をさらに良好にするポイントの一つとなりそうです。
まずは、社長がしっかりと納得のいく経営計画を立案し、
社員に対して同意を得ること、
そして、金融機関などへも情報提供していくことが
求められています。
あと2週間で可能な限り、
来年の計画を進めてみてください。
ワクワクするような計画と数字を明確に記入をするのがポイントです。
自己ベストになるような、素晴らしい2011年にしていきましょう。
いつも、ありがとうございます。
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Posted by 脇田勝利 at 07:00│Comments(0)
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