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2010年09月16日

安藤忠雄さん講演会でお逢いして。vol.2



安藤忠雄さん講演会報告、前回からの続きです。

講演の中で特に印象的だったポイントをあげてみますと、

●常に精神を自由にし、判断力を研ぎ澄ます。

●自然の中でクリエイティブに発想する。

●サントリーから大阪海遊館のミュージアム7,000坪の依頼があった時は、 
 最大200坪までの設計しかしたことがなかった。

●縦割りの日本では、双方に創造的に話をすれば、全てが上手くいく

●とにかく何かにぶつかっても走り続ける。

●長期的な目標に向かって、無我夢中で走り続けることが幸せ

●「住吉の長屋」

・リビングに雨が入り込む
・雨が降った日にはトイレは我慢(トイレに行くと雨に濡れる)
・冷暖房なしなので、冬は服を着て、夏は服を脱ぐことを奨めた(笑)





●日本から見るのではなく、アジアに行って日本のことを知る必要がある。

●画廊兼アトリエ兼自宅

・2700万円の予算で依頼があり、8坪の画廊兼アトリエ兼自宅を制作
・寝そべることが出来る浴槽を望んでいたがシャワーで我慢してもらう
・「どうしても」ということで、近所の銭湯に通ってもらうことにした(笑)
・お客さん用に階段はあるが、自宅に登るのは3階までハシゴ(爆笑)

●日本中の“すきま”に仕事はいくらでもある。

●世界中で仕事をするチームを重視した。

●本当のまちづくりは、地域の人が集まって建築などに一緒に汗を流すこと

●メールでは出来ない人間の関係作りをすべき

●アジアの人たちは日本のことを「寝ている国」と言っている。

●福岡は、海水を再利用するなど環境循環型都市を目指すべき

●建築の力とは、人が集まる場を創ること

●日本人一人一人が責任感を持ってエネルギーを発揮しながら生きるべき

●ゴミを拾うだけではなくて、“まち”が自分の庭と感じことが出来る人づくりが重要

●今こそ日本人全員が立ち上がらなくては間に合わない!

●遠い目標を見つめながら、無我夢中に走り続けることが幸せ


本当に安藤さん、素晴らしかったです。

70歳を前にして、どんどんパワーアップしています。

安藤さんみたいな歳の取り方をしたいものです。

そのためには、日本人の良さを最大限活かしながら、
宇宙人的な発想で行動することも大切ですね!

クリエイターとして、

無限の発想、
自由な精神、
世界へ羽ばたく行動力、
お客様に媚びない姿勢(笑)、

ある意味、非常識な生き方が上手くいく秘密かもしれません。

安藤忠雄さん、本当にありがとうございました。

無限の創造力と世界中へ飛び立つ行動力を私ももっと見習って、
生きていきたいと思います。
  


Posted by 脇田勝利 at 01:24Comments(0)