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(株)ドリームマーケティング
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2015年08月19日

香港のビジネス自由度&財政の健全化が素晴らしい。

現在、香港に20回目の滞在をしております。

今回も香港でのコンサルティングや講演など、
予定満載。

香港を拠点にアジアで売上や成果を上げるお手伝いをさらに進めて参ります。


香港は、とても仕事をする環境としては恵まれており、
アジアの拠点が移動時間10分ほどのエリアに凝縮をされています。

しかも、レッセフェール(経済不干渉主義)のルールが徹底されており、
自由にビジネスが展開できる世界で有数の環境が整っています。


香港のビジネス自由度&財政の健全化が素晴らしい。


米ヘリテージ財団が発表した2015年の「経済自由度指数」で、香港が21年連続で世界一となりました。

1月28日付香港各紙によると、経済自由度指数とは、市場開放度、法治水準、政府関与、監督管理の効率の4方面から評価しランク付けしたもので、

香港は世界186カ国・地域中、21年連続で首位を保持しています。


「経済自由度指数」とは、点数で世界の国々の自由経済度を表すものです。

アダム・スミスが初めて定式化したもので、
経済における意思決定が、

個人が自由に出来るかを指標化したものです。


指数は100点満点で採点方法を採用し、自由経済度に関する10項目でそれぞれ評価を行っています。

項目は下記の10項目。

⚫︎財産権の保護
⚫︎汚職の少なさ
⚫︎政府支出の少なさ
⚫︎財政の健全性
⚫︎ビジネスの自由度
⚫︎労働の自由度
⚫︎通貨の自由度
⚫︎貿易の自由度
⚫︎投資の自由度
⚫︎金融の自由度


つまり、香港は世界で最も「自由にビジネスができる環境」にあると言えます。


2015年のランキングは下記の通り。

http://www.heritage.org/index/


⚫︎経済自由度指数ランキング2015年

FREE(100〜80点)

1位 香港
2位 シンガポール
3位 ニュージーランド
4位 オーストラリア
5位 スイス

MOSTLY FREE(79.9〜70点)

6位 カナダ
7位 チリ
8位 エストニア
9位 アイルランド
10位 モーリシャス
11位 デンマーク
12位 米国
13位 イギリス
14位 台湾
15位 リトアニア
16位 ドイツ
17位 オランダ
18位 バーレーン
19位 フィンランド
20位 日本



香港政府の政策も素晴らしく、
香港ポストによると、税収増大で財政黒字は予測の7倍にも膨らんでいます。

予算案に対する市民の評価は過去5年で最高となっています。

⚫︎香港2015/16年度財政予算案 黒字で生活支援拡大(香港ポストより)
http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=11267#.VdRsYlPtmko


14/15年度の財政収支は638億ドルの黒字、財政備蓄は3月末で8195億ドルの見込みです。

香港政府の大幅な黒字化で国民への還元を進めています。

⚫︎個人所得税は2万ドルを上限に75%還付
⚫︎子女の扶養控除を10万ドルに引き上げ
⚫︎不動産税は1軒1四半期2500ドルを上限に2四半期免除
⚫︎公共住宅の家賃は1カ月免除
⚫︎生活保護、高齢者手当、高齢者向け生活保護、障害者手当の受給者には2カ月分を追加支給


また、香港でのデモで影響があった観光、ホテル、小売り、飲食、運輸・交通の5業界に対する短期的な支援措置が打ち出され、

①旅行社1800社とホテル・旅館2000軒は半年のライセンス費を免除
②飲食店、小売店、食品販売許可証による制限を受ける店舗の計2万6000軒は半年のライセンス費を免除
③タクシー、ミニバス、バス、貨車、トレーラー、特別車両は1年以内に1回、ライセンス更新に必要な車検費用を免除

さらに国際投資家や旅行者の香港に対する信頼を取り戻すため、政府観光局(HKTB)に8000万ドルの追加予算を充て今後1年のプロモーション活動を強化。


今回私も香港入国の際、WiFiが無料になるなど、大盤振る舞いの特典を手にいれることが出来ました。

⚫︎香港Summer Fun お得な e-クーポン

Source: http://www.discoverhongkong.com/jp/plan-your-trip/latest-promotion/wine_view.jsp#ixzz3jGG4kDNf
http://www.discoverhongkong.com/jp/plan-your-trip/latest-promotion/wine_view.jsp#ixzz3filu9ZjI




財政予算も下記の通り、大盤振る舞い。

香港は「小さな政府」に徹しており、2年近く税収がゼロでも大丈夫なほど、
財政は安定しています。

「小さな政府」であるがゆえに、さほど大きな税収も必要ない。

法人税が16・5%、個人所得税が15%という低税率を実現できるのです。

2011年には、香港政府は財政黒字であることを理由に香港の永住権を持つ18歳以上の者にもれなく6,000香港ドル(約60,207円)ずつ支払い、香港の永住権を持つ者は約610万人で合計約380億香港ドルの予算(3,810億円)がつき、

「税金が余ったので国民の皆様にお返しするほど」恵まれた財政状況です。

日本国も、財政の安定化が急務です。




⚫︎2015/16年度財政予算案の主な内容

■占拠行動で影響受けた業界への支援

・旅行社とホテル・旅館は半年のライセンス費を免除
・飲食店、小売店、食品販売許可証による制限を受ける店舗は半年のライセンス費を免除
・タクシー、ミニバス、バス、貨車、トレーラー、特別車両はライセンス更新に必要な車検費用を免除


■生活負担の軽減

・個人所得税は2万ドルを上限に75%還付
・不動産税を2四半期免除
・子女の扶養控除を引き上げ
・公共住宅の家賃1カ月免除
・生活保護・高齢者手当など2カ月分追加支給


■多角的な発展

・香港科技園が5000万ドルの「科技企業投資基金」を設立
・「創新及科技基金」に50億ドル注入
・ファッション業界の発展に5億ドル拠出
・「電影発展基金」に2億ドル注入し映画製作資金援助計画
・3億ドルを拠出し芸術発展基金を設立


■競争力の強化

・中央政府が提唱した「新シルクロード経済ベルト」「21世紀海上シルクロード」構想による商機を開拓
・アジアインフラ投資銀行の設立・運営を支援
・香港ディズニーランド第2期開発を検討
・香港国際空港の第3滑走路建設計画を推進
・インフレ連動型債券を上限100億ドル発行


■土地・住宅供給

・29カ所の住宅用地を放出、1万6000戸の供給が可能
|・商業用地4カ所とホテル用地1カ所を放出


■高齢化・医療

・リタイア後の生活保障改善に500億ドル拠出
・公立病院の開発・拡張に810億ドル拠出


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