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2014年06月25日

最新の売上向上事例「飲食店お得感と原価低減」両立vol.2

先日のブログの続きです。

今回体験したのが、日経MJで紹介された人気店「大衆ビストロ ジル」。




21坪で月商1,050万円売る、目黒の大繁盛店です。

人気トップクラスの160グラムの牛肉を煮込んだ「牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」価格は940円で、原価率64%。




赤ワインが何杯もいけるほど美味しく、本格的な一流フレンチの味です。

その圧倒的なコストパフォーマンスを実現しているのが、
原価率を低めに設定している前菜や御飯ものを売り、
最終的にはバランスをとっている点が興味深い。


その成功の秘密をご紹介し、

どんな業種業態規模でも売上を上げる原理原則をご紹介します。

効果を上げているのが、

人気メニュートップ5を伝える店内看板。




店内の目立つ場所に掲げておき、
スタッフが薦めなくても、注文が入る売上を上げる仕組みが構築されている。

1番人気の「熱々アンチョビキャベツ」を注文してみたところ、
これがシンプルな料理ながら、絶品。




キャベツをフライパンで熱々に炒め、
アンチョビソースをかけるだけのシンプルな料理。

焦げたアンチョビの香りが周りに漂うため、他のお客さんも注文してしまう、
口コミならぬ「鼻コミ」効果抜群のメニュー。

価格が560円で原価率は18%と抜群の利益率を確保。


他にも、
「The Jillサラダ」840円 原価率27%



「牛スジ入りガーリックライス」840円 原価率21%


食事は、どれもシンプルながらソース類に力を入れて、
原価率を下げながら独自性も出しているため、
かなりメニューの開発を重視していることが分かる。

実際、ほとんどの商売は、メニューを決めた段階で、
売上や利益が確定してしまうほど重要な要素。



ドリンクも同様で、一番人気は、

「あふれスパークリング」500円

スパークリングワインを枡からあふれるほど注ぎ、
インパクト十分。




見た目は派手だが、原価率21%という利益を確保している。

お客さんの2人に1人が注文し1ヶ月で約1400杯が売れるドル箱メニューとなっています。

後は、サワーやハイボールを積極的に販売し、
原価率7〜10%と格段に低い。


このような工夫で、

フードとドリンクを合わせた全体の原価率は35%と、
十分な利益率を確保している。


立地は地下にあり、
店舗や食器類にお金を使う事なく、

メニューの打順と利益率のバランスをとりながら、
顧客満足度を実現している点が、
このお店の売上向上の必勝パターンとなっている。


実際、このお店のコンセプトは「気軽に楽しめるビストロ」として、

フードは前菜や肉料理などを4〜6品、
ドリンクは3杯程度の注文をして、
客単価が3,000〜4,000円に収まるようにメニューを構成しているのだ。


この考え方と手法は、

どんな業種業態にも活用出来ます。

ぜひ、実践して自社だけの売上向上の必勝パターンを構築してみて下さい。

ご馳走様でした。


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Posted by 脇田勝利 at 00:05Comments(0)経営が良くなるノウハウ